「運動神経を良くしたい」
自分に対して、または子どもに対して、 多くの人が考えていることではないでしょうか。
野球、サッカー、バスケット、バレーボール、卓球、 ダンス、バレエ、スケート、ゴルフ、陸上、などなど
「今よりもっと上手くなりたい。」 「今よりもっと強くなりたい。」 スポーツ経験者なら誰もが思います。
ではどうすべきか? 1つの方法をご紹介します。
例えば野球が上手くなりたい場合はどうするか。
それは野球以外の色々なスポーツも経験すること。
なぜならば 「同じスポーツばかりしていると のびしろが少なくなる可能性がある」このような考え方があるのです。
80年代スウェーデンで行われた追跡調査でも、世界的なスポーツ選手の多くは地方出身者であり、クラブに所属する子供の数が少ないことから、単一の運動ではなくマルチスポーツに親しんでいたことが報告されている。
「スキルの習得には脳全体を動員する必要があります。特に脳神経の発達が著しい子供の頃に様々な運動を体験することで技術的な成長が見込めます。また、個人的な意見ですが視覚情報も大事な要素。好きなスポーツ選手の真似をして動きの再現をすることも運動神経に関わってくるのでは」
さらに、”できるぎりぎりまでやる”作業も運動神経の向上には必須。
(出典: Tarzan)
1つのスポーツばかりしていると、 ある程度決まった体の動きで収まってしまうのではないでしょうか。
つまり、あまり使われない神経や筋肉が生まれ、関節の動く範囲も限られることが考えられます。
しかし、色々なスポーツを経験することは様々な体の動きを求められる為、 より多くの神経や筋肉を使うことができ、関節の動く範囲も広がっていくことが想像できます。 脳内でより複雑なやりとりが行われることで、運動神経の向上につながるというのです。
イメージトレーニングも重要とのことです。 記事ではやったことのないスノーボードを、 YouTubeのお手本を見ただけでマスターした子どもの話が紹介されていました。
また、少し話はそれるかもしれませんが、米オハイオ大学の研究グループはケガなどによる固定治療期間中に、 筋肉の萎縮を抑える方法を発表しました。 それは固定されて動かせない筋肉に対して、 「力を込める」といったイメージトレーニングをしたところ、 イメージトレーニングしない場合に比べて筋力の低下を50パーセント予防できたということです。
それだけ脳(神経)と筋肉が深い関係にあります。 運動神経を向上させる1つの方法として、 色々なスポーツを経験してみてはいかがでしょう。
そして、「同じスポーツばかりしているとのびしろが少なくなる可能性がある」 というのは運動神経に限った話ではないと思いませんか?
偏らずに色々な物事を学んだり経験を積む事は、 その人のあらゆる能力の向上に役立つのではないでしょうか。 「単一でなくマルチに」
皆さんはどのように考えますか?