こんにちは!渡邊です。
弊社は、社会で必要な能力や考え方を育てる「オンリーワンスクール」を運営していますが、
具体的にどのような能力を育てるのか?について発信しています。
今日は、番外編で、インターナショナルスクールとの共通点についてです。
■━━━本日のテーマ━━━■
インターナショナルスクールとオンリーワンスクールの共通点!
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H29年12月14日の日経新聞に、教育に関する特集として、インターナショナルスクールの記事が載っていました。
以下、記事から引用・抜粋してお伝えします。
—-以下、日経新聞(H29年12月14日)より一部引用・抜粋———–
(テキスト色変更は弊社にて加工)
グローバルに活躍できる人材の育成はかつてなく重要になっている。だがグローバル人材の育成=英語力の向上という誤解も根強い。本当は母国語と英語、さらには異質の人々を理解し自在にコミュニケートする能力こそが重要――そんな理念のもと独自の教育を行っている学校がある。2001年に創立されたニューインターナショナルスクールオブジャパン(NewIS、東京・豊島)の授業では日本語と英語が飛び交う。
「真のグローバル人材は母国語も英語も使いこなし、多くの文化に通じていないと。グローバルな社会を生き抜く次世代にとって、それこそが貴重なツールになると判断した」。6歳になる息子がNewISに通うコンサルティング会社社長、野尻明裕さんは話す。
“異質”の人々と関わるという点で、多様な国籍と並ぶもう一つの特徴が「多年齢教育」。年齢が異なる生徒が一緒に授業を受ける仕組みで、学年は1年生から3年生、4年生から6年生、というように3学年ごとに区切られる。年長者が母国語の違う年少者の勉強を助けることで、リーダーシップを育む。3年生の生徒は4年生になれば再び助けられる側に回る。まさに実社会の縮図だ。
授業も国語や算数といった科目ごとではなく、テーマに沿って行う。例えばテーマが「水」なら生徒は水に関係した漢字を覚えたり、降水量を調べながら算数の基本知識を学んだりして、柔軟な思考力や発想を培う。
「日本の学校は1つの答えを覚えさせる」と話すのは小学4年生からこの学校に通う山本美菜子さん(16)。「勉強の楽しさを知らない子供のうちに1つの答えを覚えなさいと言われると勉強嫌いになってしまう」
校長のパール氏は国際化が進むなか、教育も変わらなければいけないと説く。「日本に限った話ではないが、現代の教育では多様性は否定的に捉えられることもある。ただ世界はどんどん多様になっている。その多様性を教育に取り込む必要があるだろう」
(引用元)
——-抜粋ここまで—————-
上記の記事内容と、オンリーワンスクールには、多くの共通点があります。オンリーワンスクールでも、以下のような目的や方法、教材を用意しています。
- グローバル化に対応出来るよう、主張や意見をその理由・根拠とともに論理的に伝え、議論をする能力と、かつ多様性を理解することを養うようにファシリテーションしています。もちろん、それが可能な教材を用意し、講師もトレーニングを積んでいます。
- 小学1年生から3年生、4年生から6年生、というように3学年ごとに区切った授業の中で、討論や意見交換を行い、チームの意見をまとめることで協働性やリーダーシップなどを養う内容になっています。
- 科目ごとの教材ではなく、政治、社会、環境、経営、技術など実社会に関係あるテーマで思考力や発想力、論理的思考力などを養います。レクチャーとともに、教材はアウトプットが中心です。比較した内容、意見、根拠、理由、特徴などを文章でアウトプットし、チームで討論します。レクチャーには、新聞(子ども用)やニュース雑誌、ビジネステキストなどを使用し、早くから実社会のことに興味を持つようにしていきます。
グローバル化と聞いて、真っ先に英語力が頭に浮かびますが、今後(近い将来)、ビジネスでは、人工知能を使った自動翻訳ソフトが普及すると考えられていますし、開発も進んでいます。そうすると、英語力よりも、母国語で、しっかりと意見や主張、根拠などを言えたり、幅広い視野を持って議論できたりなどの能力の方が重要かもしれません。
日本だけではなくグローバルに社会で活躍できるようになるためには、上記のような能力が必要不可欠だと思います。私たちは、オンリーワンスクールを運営して、一人でも多くの子どもたちが活躍できる能力を付けてもらいたいと願っています。