プログラミング学習の適切な年齢は何歳からか?
プログラミングに年齢は関係ない!
結論から言うと、プログラミング学習に最適な年齢は存在しません。
子どもたちが楽しみながら学べる環境を整えることが最も重要です。
早期教育のメリットは多いものの、各家庭の状況や子どもの興味、発達段階に合わせて開始時期を選びましょう、
プログラミング教室は何歳から通えるのか?
プログラミング教室やコースは、幼児期から通えるところも多いです。
教育の目的や内容は年齢に応じて異なり、ゲーム感覚で学べるものから、より高度なスキルを必要とするコースまで幅広く用意されています。
幼少期からプログラミングを学ぶメリット
①プログラミング的思考(論理的思考)の基盤が築かれる
論理的思考や問題解決能力は、プログラミング教育を通じて自然と身につけることができます。
論理的思考力について詳しくはこちらもご覧ください↓
②小学生の時点で周囲との差をつけられる
早期からプログラミングに触れることで、ITに対する理解を深め、学校の授業や同世代との学習競争において有利になります。
③大学入試に有利になる
2024年から大学共通テストに情報が追加されます。小さいうちにプログラミング学習に触れておくことで、大学進学に有利に働くでしょう。また、プログラミングスキルは、将来的な職業選択においても重要な資質となり得ます。
年齢別におすすめのプログラミング学習方法
4歳未満
この年齢層には、直接的なプログラミングよりも、論理的思考や問題解決能力を育てる遊びやアクティビティがおすすめです。
また、絵本を使ったり、アンプラグドプログラミングと呼ばれるパソコンやタブレットなどの電子機器を使わない教材もおすすめです。
4〜5歳
Viscuit(ビスケット)などのシンプルなビジュアルプログラミングツールや、基本的なロジックを使ったゲームを介して、楽しみながら基本的なプログラミングの概念に触れさせると良いでしょう。
また、ロボットプログラミングは視覚的に仕組みや動きがわかるのでプログラミングを理解しやすく、おすすめです。
小学生
Scratch(スクラッチ)やSpringin’(スプリンギン)のようなビジュアルプログラミング言語を使用して、より具体的に取り組むことができます。
ロボットプログラミングもおすすめです。4〜5歳とはまた違った観点で、より深くプログラミングを学べます。
中学生以上
ビジュアルプログラミングでプログラミングの考え方が身につけられた子には、PythonやJavaScriptといった実際のプログラミング言語の学習を始めるのがおすすめです。
実際の開発に利用される言語なので難易度は上がりますが、よりプログラミングへの理解が深まるとともに、作れるものが増える喜びや自信にもつながります。
子どもに家でもプログラミング学習をさせるポイント
プログラミングは無料ツールも多いので、家でも学ぶことができます。
おうち学習をさせる際のポイントをご紹介します。
①親も学習に参加する
子どもの学習に親が関わることで、学習へのモチベーションを高め、家庭での学習環境をより良いものにすることができます。
また、共通の会話が増えることで、子どもの満足度も高まります。
②子どもの興味を逸らさない工夫をする
子どもの関心が高いテーマに焦点を当てることで、学習への興味を持続させることができます。
例えばゲーム作りが好きな子なら、ゲームのカテゴリーやプレイ内容をお題として出してあげるのも1つです。
完成したものは、しっかりフィードバックしてあげるとよりよいでしょう。
プログラミング教室に通うメリット
家での学習も限界があります。
例えば
・保護者が質問に答えられない
・不具合が解決できない
などという懸念点があります。これらを放置してしまうと、モチベーションが下がってしまい、学習が進まなくなります。
そこでおすすめなのが、プログラミング教室です。
プログラミング教室では、専門の講師から直接指導を受けることができます。
また、同年代の子どもたちと一緒に学ぶことで、協働やコミュニケーションのスキルも身につけることができます。
・学びたいことが学べるか?(ロボットだけ学べる教室や、Scratchだけ学べる教室など、さまざまな教室があります。)
・質問できる環境か?(教室内での不具合だけではなく、家で作ったプログラムをフィードバックしてもらえる教室だと、家での自主学習や復習もスムーズです。)
まとめ
プログラミング学習を始める適切な年齢は特に定められていませんが、早期から遊びや興味を通じて論理的思考を育てることが重要です。
年齢に応じた学習方法を選択し、子どもが楽しみながらスキルを身につけることができる環境を用意してあげれば、将来に大きな利益をもたらすでしょう。