はじめに
「考える力」が大事です。ということを毎回お伝えしていますが、
じゃあ、「考える力」を身につけるには具体的にはどのようにしたらいいのか?ということについて
実践的な例を挙げていきたいと思います。
「好き」「嫌い」
一番最初は「好き」「嫌い」と「その理由」からはじめると簡単です。
たとえば、こんな感じです。
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子ども「今日、保育園でダンスをしたよ。」
親 「そう、今日はダンスをしたのね。ダンスは好き?」
子ども「ダンスは好きじゃない。」
親 「どうしてダンスは好きじゃないの?」
子ども「先生が怒るから。」
親 「なるほど。」
※うちの3歳児との実際の会話の例です。
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小学生ぐらいなら、ニュースの好き嫌いを聞いてみてもいいですね。
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「このニュースは好き?」「どうして?」
子どもが理由を言ったら、
「そういう理由があるんだね。」「なるほどね。」などと深く感心してあげてください。
そして、さらに
「お母さんは、このニュース好きだよ。理由は・・・だから。」
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子どもに質問をするだけでなく、親の意見も言うことが大事です。
言わされてばっかりだと、
会話じゃなくて「テスト」みたいになってしまいますからね。
大事なこと
大事なのは「会話」「対話」です。
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・「テスト」しないこと
= 子どもの意見に「良い」「悪い」という評価をしないこと
・子どもの考えたことを、尊重すること(=否定しないこと)
・親も意見を言ってみること
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以上のポイントを意識して親子で会話してみましょう!
まとめ
意見は人それぞれ異なること、
人それぞれ意見が違うから素晴らしいということ、
を理解するのが
考える力を身につける第一歩です。
そして、ここが「日本」と「欧米」の違いでもあります。
日本では、自分の意見を言うのは良くないこととされ、
「空気を読む」ことが大事とされてきました。
しかし、これからはグローバル化の時代。
どちらかといえば欧米的な態度が歓迎される時代です。
「人とは違う意見を言うことは、議論に貢献すること」なのだとか。
私もまだまだそういう感覚には全然慣れていないのですが・・・頑張ります。