はじめに
ベネッセ総合教育研究所の調査によると、読書量が多いほど学力が上がる傾向が見られたそうです。全体的に「学力の低い層ほど成績の伸びが大きかった」と分析しています。
読書で学力が向上する
1年4ヶ月という調査期間において、ベネッセの模擬テストの成績で、読書の冊数が「10冊以上」の子は、テストの平均偏差値が1.9ポイント上昇。「0冊」の子は0.7ポイント下がったそうです。国語・算数・理科・社会の中でも、特に算数の平均偏差値の上昇が目立っていたとのこと。問題の読解力や理解力が上昇していることが考えられます。
(出典:読売新聞)
どうやって読書を習慣化させるか
ではどうやって子どもが本を読む習慣を身につけさせるか。すぐに実践できるのは次の3つでしょうか。
- 本・新聞・雑誌などを目につく場所に置く
- 大人が本を読む姿を見せる
- 読み聞かせをする
読み聞かせは子どもが小さいうちはできるかもしれませんが、ある程度育ってくると難しいかもしれません。この3つの中では特に2つ目が重要かと思われます。本を読んでいない人に「本を読め」と言われても説得力なしです。大人が何気なく読んでる姿を見せる。読書に没頭している姿を見せる。そうやって興味関心を持たせるのはどうでしょう。
「そんなこと言っても我々大人も忙しく、なかなか時間が・・・」
いきなり難しくて分厚い本は子どもも大人も抵抗があります。ということでまずは内容は簡単で量も少なめの本から始めるのはいかがでしょう。子どもでも読める本だと共通の話題ができ、意見や感想も言い合えます。
読書が楽しくなって習慣化したら作戦成功です。子どもが楽しみながら学力を上げられる。親にとってこれ以上のことはありませんね。