はじめに
子供向けプログラミングといえば、、
- ロボットを動かす
- キャラクターを動かす
- ゲームを作る
と言ったイメージが強いかと思います。しかし、かなり本格的なアート作品を作ることができるのをご存知でしょうか?
今回は子ども向けプログラミング学習によく利用されているプログラミング言語、Scratchで作成されたアート作品をご紹介をします。(次回はアート作成への入門として比較的簡単なScratchによる多角形アートの作成方法のご紹介する予定です)
Scratchとは・・・MITメディアラボが開発したプログラミング言語学習環境。
Scrachによるアート作品のご紹介
(1)糸かけ曼荼羅
「糸かけ曼荼羅」とは板に釘をうって糸をかけていき、曼荼羅という模様を作っていくアート作品です。この「糸かけ曼荼羅」をScratchで再現できます。
出典:https://scratch.mit.edu/projects/124767731/
この作品は糸の色やどのように糸をかけて行くかを自分で決めることもできますし、自動で作ることもできます。実際に板と糸を使って作成する前に、完成版をイメージするシミュレータとしても役立ちます。
実際に板に釘を打って作成した「糸かけ曼荼羅」はこちら。
(2)直線の繰り返しで描く模様
ただ「線をひく」だけのプログラムも、「角度」「長さ」「色」を変化させ、繰り返すだけでとても綺麗な模様を描くことができます。
出典:https://scratch.mit.edu/projects/238271151/
ただ「線を引くこと」がちょっとした工夫でアートに変わる。プログラミングの可能性と面白さを感じることができます。
(3)Vortex(渦)
この作品をみるとちょっと感動してしまいます。こちら静止画を掲載しますが、下部のURLからご覧になる場合は目まぐるしく色が変わりますのでご注意を。
出典:https://scratch.mit.edu/projects/237404445/
プログラムを見てみると「sin(サイン)」や「cos(コサイン)」を使っています。やや難易度が高めです。
いかがだったでしょうか。次回はプログラミングによるアート作成の入門として、比較的簡単なScratchの多角形アートの作成方法をご紹介する予定です。お楽しみに!!