日本経済新聞に教育に関する次のような記事がありました。
先進国の中では遅れているといわれる日本の金融教育に変化の兆しが出て来た。小学校の入学前後の児童を対象にマネー教育を行うスクールが開校したり、高校が生徒に起業セミナーを受ける機会を提供したりするなど、金融教育の現場では新しい取り組みが始まっている。
(出典:日本経済新聞)
最近では小学生がカフェを模擬運営するようなスクールができたそうです。 子どもたちが3ヶ月かけて開店準備し、費用計算や売上目標の設定、資金調達方法、出資者へのプレゼンテーションをするとのこと。
そもそも、金融や経済の教育はなぜ子どもから必要なのでしょうか。 融資、出資、投資、資金調達、資産運用…みなさんは金融に関するこれらの対応を求められた時、適切に行動できますか? 生産・流通・消費・需要・供給・資本主義… 起業する人に限らず、会社員でも経済の仕組みを理解しておく必要はありませんか?
社会に出て即戦力として活躍するために、金融や経済の教育が子どもから必要なのだと考えます。「大人になってから勉強します。」という時代ではなくなって来ました。 今や産業界では入社後の新人研修というものが疑問視されているという話を聞いたことがあります。
日本の教育は社会に出て即戦力となる人材を育てず、一体どのような人材を育てるのか。 また、ITによりグローバル化がさらに進んでいる社会です。 企業は即戦力となる優秀な人材を海外から採用することもできます。
他にも以下のようなことを考慮すると、子どもの頃から金融や経済について学んでおくことの必要性がみえてくるのではないでしょうか。
・副業 ・複業 ・起業 ・一芸社員は「定年=失業」 etc
一部の人を除き、きちんと金融と経済のことについて、子どもの頃から学んで来た人は少ないと思います。もちろん、今の子ども達も、大人になって突然これらと向き合うことになってもすぐには対応できないはずです。
プログラミングが2020年に小学校で必修化されますが、金融や経済のことについても、小学生から少しずつ学ぶことはとても重要だと考えられます。日本の教育の現状を把握し、学校にばかり頼らずに家庭でもできることを始めることが大切です。
最初は子どもにお小遣いの管理から責任を持って任せてみてはいかがでしょうか。まずは、1カ月分のお小遣いを渡して管理させる。次に3ヶ月分、6ヶ月分、1年分と期間を伸ばして管理させるのも1つの方法だと思います。
子どもから金融や経済を学ばせることについて、みなさんはどのように考えますか?