哲学って何?

コラム
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はじめに

こんにちは。渡邊です。

最近、哲学の入門書のような本が売れているようです。ご多分にもれず、私も最近この手の本を読んでいます。

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なぜなら、哲学と歴史は、ヨーロッパのエリート養成を担ってきた教育機関では、長らく必修だったからと聞いたからです。

 

それでは、哲学とはどういうものでしょうか?

哲学とは?

簡単にいうと、物事の本質を探求すること。なぜと問い続けながら、自分を取り囲む世界を、言葉によって意味付けることです。そもそも、哲学って何?と考えること自体が、哲学ということです。

 では、なぜ哲学が、最近ますます重要視されるようになってきているのでしょうか?

哲学が重要視される理由

哲学的な考えのプロセスは、目の前にある常識や暗黙の前提を意識的に疑ったり、批判したりすることから始まります。それによって、新たな課題を発見することにつながります。

ビジネスの世界でイノベーションを起こすということは、常に新たな課題を発見し、それを解決する商品やサービスを生み出すことです。

 今世紀に入って、IT技術の急激な進化、グローバル化のさらなる進展、AIの開発など、目先の将来さえも見えない時代になってきています。

 このような混沌とした時代を分析し、新たな課題を見つけ、その解決策を考え、新たな価値を創造していくためには、哲学的な考えのプロセスを持っておかなければいけないということだと思います。

 従って、ヨーロッパやアメリカでは、エリートを要請する教育機関で重要視されてきたのだと思います。哲学的な考えのプロセスを持っているということは、ビジネスに大いに役立つからです。フランスでは、大学受験の必須科目として哲学の論文があるそうです。

 

社会のニーズが変われば教育は変わります。そして社会に出た後も、常に学び、考えることによって、自分を磨いていくことが成果を出す秘訣です。従来からの英語教育の広がりやプログラミング教育の必修化と同じように、2022年度から高校で必修となる「公共」という科目の中でも、哲学的に考えることがますます重要視されるようになります。

 哲学的に考えたり行動することは、普段から、一人でもできます。本を読んで、考え、言葉にすることによって、それが可能になります。つまり、インプットしたことをきっかけとして、考えたり、疑問を持ったりし、言葉にし、他者と意見を交わすことによって、別の視点からの意見を受け入れ、考えをまとめていくプロセスです。

 

子どもたちに教えるだけではなく、我々大人も常にこういうことを意識していくことによって、普段から自分を磨いていきたいと思います。

この記事を書いた人

株式会社 IoTメイカーズ代表取締役。
戦略系コンサルティングファームを経て、経営コンサルティング会社を約10年経営。今後の将来を担う子供たちへのプログラミング教育が非常に重要だと考え、株式会社IoTメイカーズを設立。小学生に対するプログラミング教育の普及に邁進している。

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