子どもに「どうしてSDGsを勉強しないといけないの?」と聞かれたら【前編】

コラム
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こんにちは!ProgrameiQです( ・∇・)

この数年で毎日のように見聞きしているSDGs
学校や学習施設だけでなく、ショッピングモールなんかでもSDGsイベントがたくさん開催されています。

今の子ども達はSDGsについて、もはや大人よりも詳しいかもしれません。

もし、自分の子どもに
どうしてSDGsの勉強をしないといけないの?」と聞かれたら、どう答えますか?

今回はSDGsについてのおさらいと、学ぶ目的について前中後編で紹介していきます!

SDGsって?

SDGsは、「Sustainable Development Goals」という言葉の略称で、日本語にすると
持続可能な開発目標という意味になります。

SDGsには17の目標があり、2030年までにこの17の目標を達成することが全世界で定められています。

17の開発目標をさらに細分化したものが合計で169個あります。これを「169のターゲット」と言います。

また、17の開発目標は大きく5つに分類できます

・人(People)
・豊かさ(Prosperity)
・地球(Planet)
・平和(Peace)
・パートナーシップ(Partnership)

この分類は「5つのP」と呼ばれています。

では、17の開発目標をそれぞれのターゲットを交えながらおさらいしていきましょう。
少し長くなるので、前編中編後編に分けて説明していきます!

自分らしく、ひとりの”人”として生きる

人が人らしく、そして自分らしく生きたいのにそうできない人たちが世界中にいます

その理由は、経済が苦しかったり、十分な食事や清潔な水が確保できず飢えてしまったり、病気が治せなかったり、教育を受けられなかったり、性別によって出来ることが制限させられていたり・・・

小学校や幼稚園で「将来の夢」を発表したり、中高では進路を決めたりします。
しかし、世界には明日生きているかすらわからない環境の中で必死に生きている人がたくさんいます。

そういった人たちが安全に生活できて「その人らしく生きていける」ように、全世界でクリアしていこうと定められたのが、17のゴールのうちの1から6のゴールです。

1、貧困をなくそう

世界では、6人に1人の子どもが極度な貧困の中で生活しているとされています。極度な貧困とは、1日に135円以下のお金で生活しなければならない程の貧困のことです。

SDGsの「貧困を無くそう」では、2030年までに極度な貧困の中で生活する人を無くすことが169のターゲットの一つとして取り決められています。

2、飢餓をゼロに

世界規模の10人に1人が「今日食べる物がない。明日以降も食べられるかわからない」という状態です。

2030年までに食糧の生産性と生産量を増やし、だれもが一年中安全で栄養のある食料を十分に手に入れられるようにするというのが、具体的な目標となっています。

3、すべての人に健康と福祉を

この目標では「産まれる時に命を失ってしまう赤ちゃんを産まれる赤ちゃん10万人あたり70人未満まで減らす」や、「全ての人がお金の心配をすることなく基礎的な保健サービス(予防接種など)を受けられるようにする」などが掲げられています。

4、質の高い教育をみんなに

経済的な理由や家庭の都合で学校に通いたくても通えない子どもがいます。

全ての子どもが公平で質の高い教育を無料で受けられるようにする」「全ての若者や大半の大人が、男女ともに、読み書きや計算ができるようにする」といった具体目標があります。

5、ジェンダー平等を実現しよう

女の子は男の子に比べて教育を受ける機会が少なく、将来の選択肢が奪われたり、女性や女児など力に対する暴力なども存在します。

そういった性差別や暴力を撤廃し、女性でも経済面や能力面を伸ばし権力を獲得できるようにしていくのがこの目標です。

6、安全な水とトイレを世界中に

世界には清潔な水を飲みたくても濾過技術がなかったり、そもそも水が不足していて飲めない人がいます。
やむを得ず不衛生な水を飲んでしまい、それが原因で病気にかかり命を落とす子どももいます。

また、私たちが使える水(淡水)は地球上のわずか2.5%しかなく、さらに人口増加や地球温暖化の影響により、使える水は減少していくと言われています。

これらの問題を食い止めるために、「すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する」「汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加させることにより、水質を改善する」といった目標が掲げられています。

SDGsを学ぶのは誰のため?

この記事では、SDGsの17の目標と169のターゲット、そしてそれらを大きく分けた5つのPについて紹介しました。

最初のP「人」は、私達にも関係のある問題や解決目標がありましたね。
もし、大切な友達が「家族に『女は勉強しなくていい』と言われて高校に行けない」と悩んでいたらどうすればいいでしょうか?

1人では解決できなくても、みんなで考えて行動すれば変えられるはずです。

SDGsを学ぶのは、世界中の人のためですが、それは大切な人や自分自身のためということでもあります。

次回も、SDGsについての続きを掲載します!✨

この記事を書いた人
みい先生

大学卒業後、Webサイト運営会社に就職。
ライター、エディター、企画運営に携わる。
その後、広告代理店に転職し、広告の出稿運用担当として勤務する。
情報処理能力と論理的思考力を子供のうちから身に付けることが必要と考え、現在はその能力を楽しみながら伸ばせる教室を目標にProgrameiQの講師として活躍中。

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