アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれたスカイ・ボークさんが、2017年7月に「全米最優秀女子高生」というコンテストで優勝しました。スカイさんは、現在はアメリカの名門大、コロンビア大学に通っています。「全米最優秀女子高生」とはどのようなコンテストでしょうか?また、スカイさんのお母さんはどのような育て方をしたのでしょうか?
「全米最優秀女子高生」とは
「全米最優秀女子高生」(The Distinguished Young Women of America Scholarship)とは、米国の女子高校生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクールで、1958年に創設され60年を超える歴史を持つ名誉ある賞のひとつです。参加者は次のようなカテゴリーで競い合います。
- インタビュー(25%)
- 学問(25%)
- 才能(20%)
- フィットネス(15%)
- 自己表現(15%)
これまでの参加者は80万人近くいるそうですが、60年の歴史の中でアジア系の女子高生が優勝することはめずらしいとのことです。そして2017年優勝者であるスカイさんのお母さんは日本人です。日本でスカイさんと対談講演を行ったり、育てに関する書籍を出版するなど注目されています。
母の子育て術
スカイさんの母であるボーク重子さんは、ご自身がグローバルに活躍する中で、最も大切だと感じたことを子育てに生かしているそうです。それは「自分の意見を持ち、表現できる」ということ。ボーク重子さんの周りで活躍する人たちはみな、これを行なっているそうです。
自分の意見を持ち、表現できる子どもを育てるために、具体的に次のような取り組みをされているそうです。
- 「あなたはどう思う?」と尋ね、自分の考えを整理し、結論を出すという習慣をつけさせる
- 子どもの意見は否定しないが、考えを論理的に説明できなければ説得力がないと伝える
- 対話を増やすために子どもと同じことをやってみる
- 考える力をつけさせるために「やりなさい」と言わない
参考:朝日小学生新聞
まとめ
ボーク重子さんの子育て術は1つの方法です。子どもや親御さんにとって合う・合わないもあると思います。ただ、試してみる価値はあるのではないでしょうか。より詳細を知りたい方はボーク重子さんの著書をぜひ読んでみてください。
ボーク重子さんの著書
- 世界最強の子育てツール SMARTゴール 「全米最優秀女子高生」と母親が実践した目標達成の方法
- 「非認知能力」の育て方:心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育
- 世界基準の子どもの教養
- 世界最高の子育て――「全米最優秀女子高生」を育てた教育法