プログラミング教育の導入スケジュールと必要性とは?

コラム
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小学校のプログラミング教育必修化まで2年を切りました。「あまり実感が湧かない。」 「そんなにプログラミングって大事なの??」 と疑問に思われる保護者の方も多いと思います。

しかしながら、小学校だけでなく、中学校、高校、大学入試と順次導入が予定されていることは事実です。

プログラミング教育について、「週刊東洋経済」で大きく特集されていました。本誌によるとスケジュールは下記となるようです。

2020年度 小学校 プログラミング体験が必修化

>現時点で小学4年生以下の子供が対象 2021年度 中学校 技術・家庭科でプログラミングに関する内容を拡充 2022年度 高等学校 プログラミングを含む「情報I」が必修化 2024年度 大学入試 「情報I」が国語・数学のような基礎的科目に

>現時点で小学6年生以下の子供が対象

(注)2018年7月時点

 

現時点で小学4年生の子供は、2020年度の小学6年生の時に小学校でプログラミングが必修化されます。そして、中学・高校と入学からプログラミングを学んでいくことになり、大学入試でも国立大学などを受験する上で「情報I」が必要となります。

現時点で小学6年生の子供は、2021年度の中学3年生の時に中学校でプログラミングに関する内容が拡充されます。そして、高校は入学からプログラミングを学んでいくこととなり、大学入試でも前述の通り「情報I」が必要となります。

ただし本誌によれば、小学校のプログラミング教育の導入の狙いは、「プログラマーやエンジニアになってもらおうということではなく、あくまで日頃の生活とコンピュータとの関係を知り、プログラミングの考え方を身につけること」だそうです。

小学校では、算数・理科・音楽・国語などそれぞれの科目とプログラミングを組み合わせ、作図や作曲、クイズなどのゲーム作りなどを体験していくことが考えられています。 一方で、次のような意見も紹介されていました。

官民一体でプログラミング教育の普及を目指す「未来の学びコンソーシアム」の座長を務めるフューチャーグループの金丸恭文CEO(最高経営責任者)にその意義を聞いた。

(中略) 今の社会で求められているのは、自分のアイデアをインターネット上で具現化し、新しいビジネスを作れる人。しかし日本では、ITを駆使して想像できる人材が質、量ともに不足しています。

(中略) 日本の小学校のプログラミング教育では、ブロックなどを動かしてコンピュータに支持するビジュアルプログラミングが主流になるようですが、小学校からコードを書き始めるべきです。課外活動に参加したり、民間の塾に通ったりしても良いでしょう。

「コードを書く作業は自動化が進むから、プログラミングは不要だ」と批判する人もいます。確かに、喋った通りにコードを書いてくれるサービスが登場するかもしれない。ただ、プログラミングの思考法や知識が身についていなければ、素晴らしいプログラムを書くよう支持することはできないでしょう。

(出典:週刊東洋経済

ビジュアルプログラミングの代表例としては、viscuitやScratchといったものがあります。

こういったブロックを組み合わせるプログラミングだけではなく、小学生からコードを書くべき(文字を打ってプログラミングするべき)という意見に対し、みなさんはどのように考えますか?

プログラミング教育の必要性を考える上では、産業革命と経済・社会の変化ついて知ることが参考になるかもしれません。現代は第4次産業革命という言葉で表現されます。今までの産業革命を簡単にまとめると以下の通り。

第1次産業革命・・・水力や蒸気機関による工場の機械化
第2次産業革命・・・分業に基づく電力を用いた大量生産
第3次産業革命・・・電子工学や情報技術を用いた一層のオートメーション化
第4次産業革命・・・IoT及びビッグデータとAIによるデータ化・分析・活用

※IoT(Internet of Things)...様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され、
情報交換することにより相互に制御する仕組み。それによるデジタル社会の実現も指す。

※ビッグデータ...一般的なデータ管理・処理ソフトウエアで扱うことが困難なほど
巨大で複雑なデータの集合を表す用語。

※AI( artificial intelligence)...人工知能。人間の知的営みをコンピュータに行わせるための技術、
またはプログラムのこと。

 

このようにみると、産業革命が起こるたびに、経済・社会も大きく変化したのだろうと容易に推測できます。

つまり、産業革命は私たちの働き方や生活に大きな影響を与えているのです。 今はあらゆるものがインターネットにつながり、データ化され、コンピュータによって制御されています。そのコンピュータに指示を与えるプログラム。

第4次産業革命と言われる現代において、プログラミングなどの情報技術の重要性はさらに高まり、様々なサービス・製品が、情報技術を基に生み出されることが考えられます。

いかがでしょうか。 プログラミング教育の必要性を感じますか?

 

(第4次産業革命とは) 第4次産業革命とは、18世紀末以降の水力や蒸気機関による工場の機械化である第1次産業革命、20世紀初頭の分業に基づく電力を用いた大量生産である第2次産業革命、1970年代初頭からの電子工学や情報技術を用いた一層のオートメーション化である第3次産業革命に続く、次のようないくつかのコアとなる技術革新を指す。

一つ目はIoT及びビッグデータである。工場の機械の稼働状況から、交通、気象、個人の健康状況まで様々な情報がデータ化され、それらをネットワークでつなげてまとめ、これを解析・利用することで、新たな付加価値が生まれている。

二つ目はAIである。人間がコンピューターに対してあらかじめ分析上注目すべき要素を全て与えなくとも、コンピューター自らが学習し、一定の判断を行うことが可能となっている。

加えて、従来のロボット技術も、更に複雑な作業が可能となっているほか、3Dプリンターの発展により、省スペースで複雑な工作物の製造も可能となっている。 (出典:内閣府)

 

この記事を書いた人

立教大学理学部卒業。日立製作所グループにてSEとして約10年勤務。
その後、オンリーワンスクールFC本部にて、直接メソッドを学ぶ。現在は多くの子どもに考える力を身につけてもらうために活動中。

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