こんにちは。渡邊です。
先日、ボーク重子さんの講演に行ってきました。
ボーク重子さんとは、2017年7月、全米の女子高校生が知性や才能、リーダーシップを競う大学奨学金コンクール「全米最優秀女子高校生」で優勝したスカイ・ボークさんの母親です。
ボークさんの記事はこちら↓
https://resemom.jp/article/2018/03/12/43451.html
このコンクールは全米の高校生に贈られる賞の中ではもっとも名誉があるものだそうで、これまでに参加した高校生80万人近くの中で、過去60年、アジア系が優勝したことはめずらしく、全米の多くのメディアで大きな話題となりました。
スカイさんは、アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれ、現在はアメリカの名門大、コロンビア大学に通っています。ボーク重子さんは、そんなスカイさんをどのような環境で育てたのかについて「『全米最優秀女子高生』を育てた教育法―世界最高の子育て」(ダイヤモンド社)を上梓され、現在ベストセラーになっている有名な方です。最近は、日本テレビの「深イイ話」に出演したりしています。
その中で、一番印象に残ったのは、
『パッションが大事!!』
という言葉でした。パッションとは情熱のことです。
スカイさんが通っていた米国ワシントンの小学校では、非認知能力(※)の育成に力を入れ、主に二つのことを大事にされていたそうです。
※非認知能力とは、例えば、誠実さや忍耐心、リーダーシップ、コミュニケーション能力などのIQや学力テストなどの認知能力ではないもの全般のこと。その有無によって、仕事の成果や人生の行方に影響を与えるパーソナリティや対人能力とも言える。
一つは、心の安全という環境を作ること。
もう一つは、子供のパッションを最も大事にしていること。
パッションを大事にしているのは、下記の理由からです。
・すべての入り口は好きから始まる
・好きなことだから苦しいことも乗り越えられる
・好きだから努力を継続できる、継続するからこそ上手くいく
・継続したいからこそ、失敗した時になぜできなかったか、どうしたら上手くいくか考える
その通りですよね!
大人でも好きなことに対しては時間を忘れて没頭したり、努力を継続します。これは仕事でも言えると思います。仕事も好きで楽しんだ方が成果が出るというのは、私自身も、常に実感しています。
ボーク重子さんは、スカイさんのパッションを見つけるために、習い事は手当り次第やらせたそうです。その時に、大事にしていたのは、やめるルールを作っていたこと。それは、始めたら1クール(約3ヶ月)は必ずやるということです。これがやり抜く力、達成感につながるとのことです。
「そして、パッションとは、好きという思いだけではなく、実はその利己的な思いの上にある、社会に対する使命感や責任感という社会貢献意識を育くむことが大事で、それが人間力を養うためにとても重要なことだと思います。」
とも仰っています。
子供達は、いずれ社会に出て仕事をします。仕事をする時に、この意識は非常に重要だと、私も思っています。
どうやって社会に貢献するのか?
世界はさまざまな環境でできており、いろいろな問題があります。貧困や争い、温暖化、移民受け入れ、などなど。
日本はという国は、税金で収入を得て、社会福祉やインフラの整備など、人々が暮らしやすいようにお金を配分しています。
人間は、個人一人で生きているわけではありません。さまざまな国や団体、人々の助けを得て、生活しているのです。お互いが助け合う社会にしていくことが重要ですよね。そのためには、個人個人が、「社会にどうやって貢献するのか?」ということを考えることが非常に重要だと思います。
また、企業でいうと、この社会貢献意識は経営理念です。「なぜ当社は存在しているのか?何のためにあるのか?」。経営理念は、昔から、経営には、最も重要な要素と言われています。事実、成功している大企業の経営理念は素晴らしいものがたくさんあります。
個人も会社も、このような社会貢献意識があるからこそ、自然と周りが助けてくれるのだと思います。それが、さらに成功につながるという好循環になるのではないでしょうか!?
一言でいうと、「志(こころざし)」ですよね。
我々のスクールでも、こういう意識を子供の頃から、育んでいきたいと思っています!!
そんなことをあらためて考えさせられた講演でした。
ボーク重子さんの講演から感じたことは、まだまだありますので、続きはまた次回に書きます。
お楽しみに。
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