考える

『7つの習慣』を小学生に?

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今回は久しぶりにオンリーワンスクールのレッスン内容や生徒の様子をお伝えしたいと思います。

 

『7つの習慣』という本があります。全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラーであるこの本は、人生哲学の定番として親しまれてきました。


とてもためになる本なので、レッスンにもなんとかして使えないものかと考えておりました。
ただ、、500ページほどありますので、大人でも少し気合いを入れて取り掛からないと挫折してしまう本書。「小学生には難しすぎるのでは。。」と思われる方も多いと思います。


また、「そもそも小学生から学ぶべき内容なの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。


しかし、小学生から本書の考え方に触れておくことで、その子の人生がより良いものになると言っても過言ではないでしょう。完全に内容を理解する必要はないと思います。それでも人との付き合い方、進路、仕事などに役立つことでしょう。


そんな時、次のような本に出会いました。
『まんがでわかる 7つの習慣』


読んでみると重要な考え方が漫画のストーリーを通して理解でき、小学生向けのレッスンの資料として十分に使えるものでした。


目次は以下の通りです。

Introduction 「7つの習慣」の前に意識すること
 問題の見方を「インサイド・アウト」に変える
Chapter1 第1の習慣 主体的である
  自分らしさの選択
Chapter2 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
  夢を見つける原則
Chapter3 第3の習慣 最優先事項を優先する
  未来を変える今日を生きる
Chapter4,第4の習慣 Win-Winを考える
  「誰かのために」から始まること
Chapter5 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
  相手の心を開くもの
Chapter6 第6の習慣 シナジーを創り出す
  「違うこと」豊かさ
Chapter7 第7の習慣 刃を研ぐ
  1歩ずつ、前へ!
(出典:まんがでわかる 7つの習慣)

 

いかがでしょうか。
目次を見るだけでも興味をそそられませんか?

ビジネス書や自己啓発本、哲学の本は大人になって読むものだと思っていましたが、そんなことはありません。漫画でわかりやすくなっているならば、子どものうちからこのような考え方に触れておくことはとても有意義なことではないでしょうか。


そもそも、ものの見方や考え方を学ぶことは、人間の基礎または土台となる「人格」を育てることであり、最も重要視すべきことです。だとしたら、人格が形成される子どもの頃からより多くの考え方(哲学)に触れておくことが大事だと思いませんか?


先日のオンリーワンスクールのレッスンでは、まずはIntroductionを読んでもらい、「インサイド・アウト」についてわかったことと、自分の考えを書き出してもらいました。


「インサイド・アウト」とは「7つの習慣」の前提として知っておくべき事です。簡潔に説明すると、自分自身の内面から始めるという意味です。例えば、物事がうまくいかなかったとき、「できなかった理由」を人のせい、環境のせいにせず、まず「自分に問題がなかったか」と自分自身に問いかけるところから始めることです。


レッスン後に小学4年生の女の子と会話をしました。


 私「少し難しかったかな?」
 女の子「でも大切な考え方だよね。本を借りてもいいですか?」
 私「いいよ。お母さんと今日何をやったか話をするの?」
 女の子「うん。」


家庭で話題にしてくれることほど嬉しいことはありません。
正直な話、限られた時間のレッスンよりも、より多くの時間を過ごす家庭の環境がとても大切だからです。


レッスンではこれから第1の習慣から順番に進めていけたらと考えています。
また、『7つの習慣』だけでなく、様々な哲学に触れる機会を設けて行きたいものです。
あくまでも哲学を押し付けるのでなく、触れて生徒自身がどのように考えるのかを重視します。


どうぞ、ご家庭でも『まんがでわかる 7つの習慣』などを活用して、どう思うか、どう考えるかを子どもと話し合ってみてください。

子どもから金融や経済を学ばせるのはなんのため?

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日本経済新聞に教育に関する次のような記事がありました。


先進国の中では遅れているといわれる日本の金融教育に変化の兆しが出て来た。小学校の入学前後の児童を対象にマネー教育を行うスクールが開校したり、高校が生徒に起業セミナーを受ける機会を提供したりするなど、金融教育の現場では新しい取り組みが始まっている。
(出典:日本経済新聞)

最近では小学生がカフェを模擬運営するようなスクールができたそうです。
子どもたちが3ヶ月かけて開店準備し、費用計算や売上目標の設定、資金調達方法、出資者へのプレゼンテーションをするとのこと。


そもそも、金融や経済の教育はなぜ子どもから必要なのでしょうか。


融資、出資、投資、資金調達、資産運用みなさんは金融に関するこれらの対応を求められた時、適切に行動できますか?


生産・流通・消費・需要・供給・資本主義…
起業する人に限らず、会社員でも経済の仕組みを理解しておく必要はありませんか?


社会に出て即戦力として活躍するために、金融や経済の教育が子どもから必要なのだと考えます。「大人になってから勉強します。」という時代ではなくなって来ました。


今や産業界では入社後の新人研修というものが疑問視されているという話を聞いたことがあります。
日本の教育は社会に出て即戦力となる人材を育てず、一体どのような人材を育てるのか。


また、ITによりグローバル化がさらに進んでいる社会です。
企業は即戦力となる優秀な人材を海外から採用することもできます。


他にも以下のようなことを考慮すると、子どもの頃から金融や経済について学んでおくことの必要性がみえてくるのではないでしょうか。
 ・副業
 ・複業
 ・起業
 ・一芸社員は「定年=失業」
  etc


一部の人を除き、きちんと金融と経済のことについて、子どもの頃から学んで来た人は少ないと思います。もちろん、今の子ども達も、大人になって突然これらと向き合うことになってもすぐには対応できないはずです。


プログラミングが2020年に小学校で必修化されますが、金融や経済のことについても、小学生から少しずつ学ぶことはとても重要だと考えられます。日本の教育の現状を把握し、学校にばかり頼らずに家庭でもできることを始めることが大切です。


最初は子どもにお小遣いの管理から責任を持って任せてみてはいかがでしょうか。まずは、1カ月分のお小遣いを渡して管理させる。次に3ヶ月分、6ヶ月分、1年分と期間を伸ばして管理させるのも1つの方法だと思います。


子どもから金融や経済を学ばせることについて、みなさんはどのように考えますか?

 

 

決断させること、それは考えさせること

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「一流の育て方」という本があります。
サブタイトルは「ビジネスでも勉強でもずば抜けて活躍できる子を育てる」です。


タイトルあるいはサブタイトルを見て、
「一流を育てたい」と思って読む方もいるでしょうし、
「一流でなくても幸せならいい」と思って読まない方もいると思います。


しかし、読んでみると前者の方はもちろんですが、後者の方にもとても参考になる本だと感じました。
筆者は次のように述べています。



 本書は幸福な自分らしい人生を切り開く子どもを育てるための、「子育ての教科書」を求める親御さんや、子育てに携わる方々が一義的な対象読者である。しかし広義には、主体的に幸せなキャリアを切り開きたい全ての方々が対象となろう。
(出典:一流の育て方)


「幸福な自分らしい人生を切り開く子どもを育てる」「主体的に幸せなキャリアを切り開く」ということは、ほぼ全ての方が対象となるのではないでしょうか。

基本的には子育てを中心に話は構成されています。
「自分を育てる」といった観点も取り入れると、ご自身にも役立つものがあるがあると思います。


「一流の育て方」の目次は以下の通りです。

第1章 「主体性」を最大限に伸ばす
     自分を知り、自分で決められる力を育てる
第2章 「視野」を広げ、天職に導く
     選択肢を増やし、得意分野に進ませる
第3章 やり抜く力「グリット」を育む
     真剣に挑戦させ、簡単にはやめさせない
第4章 一流の「コミュニケーション能力」を磨く
     人から信頼されるために必要なコミュニケーション能力の本質
第5章 これで自分から「勉強」するようになる
     放任や強制より、「動機づけ」が大切
第6章 「勉強以外の勉強」をさせる
     テスト勉強より、「しつけ」こそが一生の財産に
第7章 「無償の愛情」」を感じさせる
     最も大切な親の仕事

どの章もとてもおもしろいのですが、今回は第1章から1つキーワードを取り上げ、掘り下げていきたいと思います。


今回のキーワードは第1章の「主体的に決断させる」です。


このキーワードを選んだ理由は、「決断させることは考えさせること」であり、とても重要だと感じたからです。当然ながら他人や親に決められた習い事や進路などは、自分で考えることをしません。責任が自分に生じないためです。最悪の場合、うまくいかなかったことを人のせいにし、人間関係も悪くなります。


対して、自ら決断することで生じるのは自己責任です。この責任の所在が自ら考えることへ大きな影響を及ぼすと考えられます。結果に対して人のせいにはできません。
決断の際には、良い結果になるにはどうすべきか自分で考えますし、経過や結果がうまくいかなかった場合は反省して次はどうすべきか自分で考えます。
また、「あの時こうしておけば良かった」という後悔は誰しもあると思いますが、自分で決断したことであれば圧倒的に後悔も小さく、割り切れるのではないでしょうか。


主体的に決断させること、つまり自分で決断させることの重要性がわかります。


ここで注意すべきことは、子どもに決断させるときは、親は情報・アドバイス・選択肢を出来るだけ子どもに提示することです。放置ではないということです。情報を収集する力は大人の方が優れています。その上で自分で選択をさせます。強制ではなくサポートという姿勢が大切だということです。


子どもは成長していつかは自立していきます。
親が子どもの真の幸福を願うのであれば、人に決断を任せるような受け身の人間ではなく、主体的に幸せなキャリアを切り開く人間になってもらいたいと思いませんか?


もし、子どもに決断させる機会が今までなかったのであれば、少しずつでも主体的に決断させる機会を増やしてみるのも良いかもしれません。
まずは選択肢を用意してあげた上で、レストランのメニュー、服、おもちゃ、習い事、塾選びなど、身近なことで良いと思います。


みなさんは「主体的に決断させる」ということをどのように考えますか?

求められる「文章を書く力」 身につけるには?

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記述式の導入が注目されている大学入学共通テスト。


「文章を書くこと」は、小学生のうちから対応することが重要だということです。



読む人を意識した文章を
 大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)にかぎらず、これからの入試は自分の考えを他の人に伝える力が求められます。こうした動きに対応するには小学校での勉強のしかたもかえていかなくてはなりません。たとえば、今の理科の実験は教科書に沿った内容を確認することが中心。でもこれからは実験後に結果を考察することや、さらに考察した内容を周りの人にわかりやすく表現することが求められます。
(中略)
 どうしてそのような結果になるのか。入試でも理由を問う出題が増えてきます。対応という意味では小学生のうちから文章を書き、ほかの人に読んでもらうことが重要となります。
(出典:朝日小学生新聞)



文章を書く力は、直前の対策で身につけることは難しいと考えられます。小学生の頃から慣れておき、文章を書くことに抵抗を持たせないことが重要でしょう。


以前にも書きましたが、
大学入試が変われば、その対策をする高校の教育も変わり、
高校の教育が変われば、当然高校側が欲しい人材も変わってくるわけなので、高校入試が変わり、
高校入試が変われば、その対策をする中学校の教育も変わり、、、
といったように、日本の教育全体が変わることが考えられます。


ということは、いずれは必然的に小学生のうちから文章を書く力が求められるわけですが、
皆さんのお子様の通われている学校の教育が、いつ変わるかはわかりません。


ここで生まれるのは教育格差。
英語、アクティブラーニング、プログラミングと、積極的な学校はすぐに取り入れていますが、全ての学校が対応していないのが現状です。


お子様が将来困らないように、今の教育の現状を把握し、環境を用意してあげることが重要だと考えられます。
家庭教育でも良いですし、民間の塾などに通わせることも良いのではないでしょうか。


朝日小学生新聞の記事にある「文章を書くこと」と「他の人に読んでもらうこと」は、家庭でもできると思います。
ただ、教育の現場でよく子どもに言われるのが、「書くのめんどくさい」です。
他人に読ませる以前に書いてくれない。皆さんの家庭ではいかがでしょうか。
子どもが「書くのめんどくさい」と言うときは、おそらく頭の中で書く内容が整理できていない状態だと思います。


そのような場合は、まずは会話から入ると良いかもしれません。
文章のテーマについて話を聞き、ときどき「それはなぜ?」「例えば?」と問いかけます。
会話の中で書く内容が整理されてきたところで、「じゃあそれを書いて」と私は言います。


全ての場合がこの方法でうまくいくわけではありませんが、少し協力してあげると書きやすいと思います。
回数を重ねることで、いずれはコツを掴み、自分の力で文章を書けるようになるのではないでしょうか。

深く考えるとは?

こんにちは。渡邊です。

 

さて、突然ですが、深く考えるとは、どういうことでしょうか?

 

一つの事象について掘り下げて考えること!

 

という答えが返ってくるかと思います。

 

では、掘り下げるとは?

 

トヨタ式で有名ななぜを五回くりかえすというのが、皆さんは一番イメージが湧くのではないでしょうか?

 

子どもでも大人でも同じですが、考えましょう!と相手に言っても、「考える方法論」が分からないと難しいかと思います。

 

従って、その型や道筋があると考えやすいということになります。

 

では、どんな型を使って考えれば良いのでしょうか?

 

これも、普段の生活や仕事をイメージすれば、いろいろな型を使って考えていることが分かります。

 

例えば、考える型として、下記のようなものが思いつくのではないかと思います。

 

・比較する

・(本質を)探求する

・関係性を考える

・多面的に考える

・長期的に考える

など

 

他にもさまざまあるでしょうが、これらは普段から自然と行なっていることが多いのではないでしょうか?

 

例えば、家庭での料理を題材にすると、

今日は何を作ろうかと料理を頭の中で発想し、比較する。この時に、家族の顔を思い出し、それぞれの立場に立って(多面的に)、献立を考える。普段から、長期的な健康のために気を使って材料を購入する。など、料理だけでもこのように考える型を使っているわけです。

 

これを、教育や人間の成長に置き換えると、そのような型をいつでも使いこなせるように慣れさせることが大事です。

 

経営学でいうと、この型は、フレームワークと言います。PEST分析や3C分析といったような名前がつけられています。

 

名前はともかくとして、このような考えるためのフレームワーク、道筋を普段から意識して使えるようにすることが、社会に出て活躍していく、成果を上げていくために重要だと私たちは思っています。

 

先日も、小学6年生のレッスンで、民泊について考えました。朝日小学生新聞に民泊の記事があったので、それを解説して、考えることにしました。img_1431

 

その際、民泊について、事実をまとめ、意見を出しましょう!というだけでは、子どもたちも、何を書けばいいのか思いつかないし、分かりません。

 

考える型や道筋を与えていないからです。

 

そこで、このようにしました。

 

民泊に関係する利害関係者をまず考えてもらいました。

 

<利害関係者>

部屋を貸し出す人(民泊物件所有者)、借りる人(旅行者など)、旅館・ホテル、民泊仲介業者(Airbnbなど)、民泊物件の近所の住民、国、市町村などimg_2255

 

そして、上記のように利害関係者をまず洗い出した上で、それぞれのメリット・デメリットを考えてもらいました。

 

そうすると、ただ漠然と考えるように言うよりも、考える対象が具体的になるので、深く考えられるようになります。

 

いかがでしょうか?

 

深く考えると言うのも技術です。武道や茶道で、守破離(しゅはり)と言う考え方があります。これは、個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表しています。

 

まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まります。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破」ります。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。

 

このように、まずは型を使いこなせるように導いてあげることが重要なのではないかと最近つくづく思います。

歴史って何のために学ぶのですか?

こんにちは。渡邊です。

 

昨日は終戦記念日でしたね。

 

今日は、終戦記念日に関連して、歴史について考えたいと思います。

 

お盆の3日間は、私は毎年、歴史に関する本を読んだり、映画を見たり、インプットしたものについて考えたりしています。

 

歴史は中学生や高校生でも学びますが、我々世代の日本人は、近現代史について、学校であまり深く学んでいないのではないでしょうか?高校までの世界史や日本史では、第二次世界大戦後の現代に到達する前に時間切れとなることが多い気がします。

 

歴史を学ぶ意義とは何でしょうか?

 

高校生の頃は、センター試験などの大学入試のために学んだと考えられている方が多いのではないでしょうか?

 

大学入試のための歴史は、その目的からすると、一つ一つの情報を正確に暗記し、正解に導くという知識偏重の学び方ですが、本来、歴史を学ぶ目的はそうではないと思います。

 

歴史は、過去の出来事などから、なぜそれが起きたか、その理由や関係性を考え、その教訓を現代に活かすためにあるのではないでしょうか。過去の人々の叡智や失敗から学ぶことが大事なのだと思います。

 

世の中の経営者や成功された方々は、必ずといっていいほど、歴史を広く深く学んでいます。

 

東京工業大学で現代史を中心に授業をされている池上彰さんも、次のように言っています。

 

「歴史は決して暗記科目ではない。歴史の前後には常に因果関係があり、いくつもの出来事の積み重ねによって形づくられている。」

 

「近現代史は現代に生きる私たちにとって必須の教養だと思う。歴史を振り返ってみると、過去に起きた出来事が形を変えて、別の国や地域で繰り返されることがある。歴史を学ぶことによって今起きていることがこの後どのように進むかを推測できる。そういう力を身につけることが大事なのではないかと私は思っている。」img_0073

出所:「池上彰の18歳からの教養講座」池上彰著

 

もちろん、本を読んだだけでは、教訓として活かすことができません。暗記だけでも同じです。

 

そこから何を感じ取り、過去の事象の理由を考え、別の立場や考えの人とも議論を交わしたりして、深く考えることが重要です。そして、そこから得たことを将来に役立てるということが必要です。

 

中條高徳著「おじいちゃん戦争のことを教えて」(小学館文庫)によれば、img_1481

アメリカのスタンダードかどうか分かりませんが、著者のお孫さんが通っていたニューヨークのマスターズスクールでは、さまざまな国籍の生徒がいて、その生徒の家族関係者の戦争体験を聞くことを課題として出し、それについて授業で発表、ディスカッションするという授業があったとのことです。さらに、授業は、先生が話をするのは、最初の10分程度で、あとは生徒同士によるディスカッションが中心とのこと。

 

まさしく、歴史を学ぶ目的である「教訓を活かすこと」が重要視されている授業形態であると思います。さまざまな立場や考えを聞くことによって、関係性や因果関係を考え、それを将来に活かすということですよね。

 

オンリーワンスクールでも、子どもたちに、このような目的や授業形態で、教えていきたいですし、我々大人も、歴史について、さらに深く勉強していきたいとあらためて感じました。

失敗したらどうなるのかを見てみたい

私たちは失敗や間違いを否定的に捉えすぎているのかもしれません。
「失敗や間違いをすることはダメなことだ」
そう考えて行動すると、挑戦することが無くなり、何も生まれなくなります。

以下に紹介する山中教授の言葉には考えさせられます。

楽しむことは大事ですね。
研究者は実験が仕事ですが、
ある意味、自分の人生についても実験をしているんです。
だから僕は、新しいことをなるべく試すようにしています。
時には失敗が見えていることもあります。
でも、失敗したらどうなるのかを見てみたい気持ちがある。(中略)
成功するとか失敗するとかに関係なく、まず動く。
そうしないと次につながる何かは生まれないんです。

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(出典:PRESIDENT)


「失敗したらどうなるかみてみたい気持ちがある」
この感覚を持つことが大事なのかもしれません。

そして重要なことは、「失敗」「間違い」から何を学び、
次にどのように生かすか。

「失敗」「間違い」にどのような意味を持たせるかは、
その人次第ではないでしょうか。

夏休みに新聞博物館へ

新聞を読む人が減っている現代ですが、
横浜にはニュースパークというの新聞博物館があるそうです。


ニュースパーク(新聞博物館)
日本新聞協会が2000年に日本新聞博物館として開館、16年に刷新した。
編集ソフトで写真入り「マイ新聞」を作る体験プログラムもある(予約不要)。
港みらい線「日本大通り駅」3番出口直結。
https://newspark.jp/newspark/



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出典:読売新聞


ニュースパークを訪れた記者が書いた記事を一部抜粋します。

先に進むと、あふれる情報の中から確かなものを見抜く心得が紹介されていた。例の1つが、1973年に愛知県で「信用金庫が倒産する」とのうわさが広がり、約20億円の取り付け騒ぎに発展した事件。当時の記事では店に押しかける人々の写真を掲載、混乱の大きさが伝わってくる。
 先月の大阪を震源とする最大震度6弱の地震でも「シマウマが脱走」などデマがネット上で飛び交ったばかり。「情報源を確かめる」「どんな情報も鵜呑みにしない習慣を身につける」。展示されたメッセージをかみしめる。
(中略)
彼ら(訪れていた子どもら)に、新聞についてどう思うか聞いてみた。「紙だから、とっておいて時間があるときに読めるのがいい」「ネットよりちゃんとしてるよね」「新聞によっていろんな視点がある」。見学の成果か想像以上に鋭い視点で新聞の意義を見いだしてくれた。


夏休みにニュースパークに行ってみてはいかがでしょうか?

地政学の魅力!!

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突然ですがみなさんはチョークポイントってご存知ですか?
チョークといっても黒板に文字を書くチョークではありません。


「絞める」を意味するchokeです。


世界にはチョークポイントが複数あるそうです。


チョークポイントとは、
そこを封鎖されると貿易がストップしてしまうような海峡や運河のことです。
(スエズ運河やパナマ運河、ホルムズ海峡、マラッカ海峡など)


例えばチョークポイントを封鎖されると石油タンカーが通れなくなり、
石油供給ストップや価格競争に影響が出てくることがあります。


どこかの国がチョークポイントを押さえると、他の国々が困ってしまう。
そうやって地形が国と国との争いを引き起こす
国際紛争のほとんどがチョークポイントで起きているとのこと。


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参考:マンガでわかる地政学


「なるほど!!」となりませんか?


今、チョークポイントについて考えることで、
地理・政治・経済について自然と学べました。


切り口を変えるだけでこんなにも面白く学べるものなのですね。


ただ覚えるだけはなく、
地形から考えて理解していくプロセスが、
地政学の魅力なのでしょうか。


考える力も鍛えられます。


チョークポイントの他にも地政学にはまだまだ面白そうなことが多そうです。


地政学を学ぶのであれば、やはり地球儀も見ておきたいですね。
地球儀だから気づくこともあると思います。
例えば、
 ・アメリカとヨーロッパが意外に近い
 ・ロシアとカナダが北極を挟んだ隣国
などなど


ところで、最近の地球儀はすごいです!!
写真は「ほぼ日アースボール」という地球儀ですが、
専用のアプリをダウンロードしたiPadやスマホをかざすと、
最新のAR技術で世界各国の写真や動画、テキストなどにアクセスすることができます。

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恐竜・・・感動!!

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夜の地球。やはり東京は明るい!



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平昌オリンピックのメダルタワー。ノルウェーがすごい!!


と、いうことで話を戻しますと、
地図から政治や経済を学ぶように、
ときにはアプローチを変えて物事を捉えてみてはいかがでしょうか。

外国人に比べ日本人が自己肯定感が低いのはなぜか?

次の項目、あなたはa〜eのどれに当てはまりますか?

「私は価値がある人間だと思う」
  a.「そうだ」
  b.「まあそうだ」
  c.「どちらでもない」
  d.「あまりそう思わない」
  e.「そう思わない」


自己肯定感について、
「もっと自己肯定感の高い人間になりたい。」
「子どもに自己肯定感の高い人間に育ってほしい。」
このように考えている方は多いのではないでしょうか。

以下、読売新聞から抜粋です。

日本の高校生 依然低い自己肯定感
 独立行政法人・国立青少年教育振興機構が行なった国際比較調査で、日本の高校生の自己肯定感は過去に比べて改善したものの、依然として各国の中では最も低いことがわかった。

(中略)

 この調査は昨年9〜11月に行われ、日本、米国、中国、韓国4か国の高校生計8480人が回答した。
 自己肯定感について訪ねた「私は価値のある人間だと思う」という項目に「そうだ」「まあそうだ」と答えた日本の高校生は44.9%だった。2010年の調査より8.8ポイント増えたものの、米国は83.8%、中国80.2%、韓国83..7%で依然、大きな差があった。

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(出典:読売新聞)


今回の調査対象は高校生ですが、
2010年に調査された高校生はもう社会人になっています。

皆さんの自己肯定感はいかがですか?


ここで1つ疑問が生まれます。
「自己肯定感が低いことがそんなに悪いのか。」


学校、職場、日常生活、社会において、
自己肯定感が人間の様々な行動に影響することは考えられます。
しかし、よりシンプルに考えると・・・
「自己肯定感が低いと幸せになれない
となりませんか?


では
自己肯定感を高くするために何をすべきか?


紹介した記事には
「ネット利用時間が自己肯定感の低さと関係がある」
と記載されています。
ネットの利用時間が少ない方が自己肯定感が高い傾向があるようです。


これはこれで対策するとして、、
各国との差は何が原因なのか。
日本人だけがネットの利用時間が多いとも考えられません。

原因の1つとして、
「日本の教育」
というものは考えられないでしょうか。


日本の教育は変わりつつありますが、
これまでの日本の教育の特徴を挙げてみます。


1.答えが一つ
 →みんな同じ答えになる。みんなと違うと不安になる。多様性を考える機会が少ない。
2.絶対評価ではない偏差値の相対評価
 →それが良いか悪いかではなく、組織や集団内のどの位置にいるかで評価される。
3.一発勝負の受験
 →それまで積み重ねてきた「人物」が評価されづらい。
4.暗記・知識重視で議論や討論する機会が少ない
 →自ら意見を考えてアウトプットすることが少ない。人の意見を聞く機会が少ない。
5.学びの目的を考えたり教えたりする機会が少ない
 →進学、仕事、自分の生き方、社会のあり方について自分なりの価値観が形成しづらい。
6.先生から生徒への一方通行の授業
 →主体性を必要とせず、意見を求めれることが少ない。


このような観点から、
「日本の教育が、日本人の自己肯定感の低さの一つの要因である。」
とも考えられるのではないでしょうか。


そしてやはり、
「自ら考え、意見を作り、アウトプットする」
ということが重要であることがわかります。


なぜなら
「自己の価値観の形成」「多様性の受け入れ」が
できるようになり、
自己肯定感を高まりにつながるからです。


自己肯定感を高めるための1つの方法として
「考える→意見を作る→アウトプットする」
を日常から実践してみてはいかがでしょうか。


例えば、
「私は〇〇と考えています。あなたはどのように考えますか?」 
「あなたはそのように考えているのですね。私は〇〇と考えます。いかがですか?」 
という簡単な日常会話で良いと思います。

子どもだけでなく大人まで、
自分の人生を充実した幸せなものにするために、
自分なりの自己肯定感を高める方法を
見つけてみてはいかがでしょうか。


自己肯定感について、 
あなたはどのように考えますか?