社会

コミュニケーション能力って具体的には?

先日、企業が新卒採用時に求める能力として、コミュニケーション能力が最も重要視されているとお伝えしました。

 

それでは、コミュニケーション能力は具体的にはどのようなものでしょうか?

 

 

前回、コミュニケーション能力は、

①相手の話を論理的に整理して理解する力

②ポイントを絞って質問できる力

③相手の話を踏まえて、論理的、具体的に説明できる力

であるとお伝えしました。

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もう少し深掘りしてみると、

①は相手の気持ちや立場、状況などを幅広く考えながら、論理的に整理して理解する力が必要になります。ここでのポイントは相手の立場や気持ちになって理解しようとすることです。

相手に対する思いやりや洞察力、全体像を把握する力、読解力などの能力や、それに関する考え方を育てる必要があります。また、海外の方と話をする場合、歴史的背景や文化の違う人たちの考えを受け入れる多様性も必要になります。社会的弱者に共感することも必要です。

 

②は、①で整理した事実や意見などに対し、要点を整理・要約する力が必要になります。その上で、疑問点や詳細を質問する力を育てることが重要です。この場合に活用できるのが、フレームワークや切り口です。原因と結果を繋げるだけの簡単なものから、ビジネスで使うようなものまで、さまざまなフレームワークを活用することによって、要点が整理でき、理解が深まります。

 

③は、自分の意見や根拠等を論理的に説明する力が必要になります。また、どのように組み立てて表現するかという構想力や、どのように感情を入れたり、逆に抑えて説明・表現するかなどといった、表現力などが関係します。

 

このようにコミュニケーション能力はさまざまな能力が関係してきます。

 

社会に出る間際である高校生や大学生から、いきなりコミュニケーション能力を育てましょう!と言っても一朝一夕に身につくものではありません。

コミュニケーション能力には、さまざまな要素が含まれているため、長い年月をかけて育てる必要があると思います。

 

それでは、幼少の頃からコミュニケーション能力を育てるにはどうしたらいいのか?

 

次回、お伝えしたいと思います。

AI(人工知能)との共存を考える!?

こんにちは!渡邊です。

 

今日は、オンリーワンスクールの小学校高学年の授業風景をお届けします。

 

■━━━本日のテーマ━━━■

AI(人工知能)との共存を考える!?

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オンリーワンスクールでは、小学生から社会のことについて、興味をもってもらい、考える機会を与えるようにしています。

 

レッスンの中で、こども新聞や「ニュースがわかる」という毎日新聞発行の小学生向けニュース雑誌を使い、意見を交わします。

 

先日、読売こども新聞に「AI(人工知能)と人間と未来」という記事が出ていたので、小学高学年の生徒に事実の把握、意見の記述、ディスカッションをしてもらいました。

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レッスンの流れとしては、次のように行いました。

 

(1)新聞に書いてある事実について、知っていたこと、知らなかったことに分けて整理する。

今回の記事の場合は、次のように行いました。

<知っていたこと> <知らなかったこと>
・人工知能の進化の速さを心配する声上がっていること。

・動画を見て、写っているものの特徴を見分けることができるようになっていること。

・自動運転の走行テストで死亡事故が起きていたこと。

・人工知能の研究が60年前から始まっていること。

・2045年に人工知能が人間の能力を超えるシンギュラリティが訪れること。

・完全な人工知能ができたら人類は終わると警告されていること。

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(2)事実を踏まえて、意見を記述する。この場合、先に結論を書き、続いて理由・根拠を記述する。

 

事実の整理を行なった後、意見を記述してもらいました。今回は、人工知能の開発を続けることに対し、賛成もしくは反対か、先に結論を出し、その理由・根拠を考えてもらいました。理由・根拠は、多面的に3つ以上出してもらいました。結論としては、反対が多く、その根拠としては次のような内容が出てきました。

 

・人間がロボットに支配されてしまうような世の中になって欲しくない

・人間の仕事がなくなると収入がなくなり生活できなくなる

・人間が楽をして、怠けてしまう

・ロボットが定型的な仕事をし、人間が怠けると新たな仕事や商品が生まれなくなる

 

(3)さらに今後課題となりそうなことを考え(問題発見)、どのように解決を図るか考える(問題解決)。

 

そして、将来発生する可能性がある、もしくは現在議論となっている新たな課題について、考えてもらいました。今回の記事では、「今後、自動運転が普及した場合、事故の責任は誰が取るのか?」についてです。事故の責任が誰にあるかについて、多面的に出してもらい、一つずつ確認してみました。通常の交通事故は、運転者に責任があることがほとんどです(被害者は除く)。しかし、自動運転は、開発途中であり、責任の所在がどこにあるかは、今後も議論が展開されていくところです。可能性としては、運転者、開発者(製造メーカー)、国、保険会社などがあげられるでしょう。そして、その根拠についても、上記の責任者の立場で考えました。

 

(4)問題発見、問題解決の過程で、多面的に考えること、ビジネスの仕組みなどをレクチャーし、興味をもってもらう。

 

上記のように、問題発見や問題解決の過程で、ビジネスの仕組みなどをレクチャーするようにしています。例えば、今回の中では、自動運転に関する新しい保険を開発するにはどうしたらいいかなどです。自動車保険について、現状はどのような形で保険が成り立っているのか、また今後、自動運転に関して保険を設計するときはどのようにしていったらいいのかなどを簡単にレクチャーしました。このように、レッスンを通じて、社会やビジネスの仕組みについて興味をもってもらい、身近に感じてもらえるようにしていきたいと思っています。

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このように考える道筋、フレームワークなどを提供すると、小学高学年でもここまで考えることができます。このように、社会のテーマに興味を持ち、かつ、今回のような考える道筋やフレームワークを使うクセを身につけ、普段からさまざまなことについて考えてもらいたいと思っています。

 

4月以降も随時説明会を実施しています。

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大学入試問題に契約書!?

こんにちは!

キッズジャンププログラミング代表の渡邊です。

 

先月、政府の2020年大学入試改革に関連して、大学入試センターから「大学入学共通テスト(仮称)」の問題例が発表されました。

 

「大学入学共通テスト(仮称)」は、今の制度でいう大学入試センター試験です。2020年度からセンター試験に、一部記述式が追加されます。

 

この2020年からの国語の試験に、な・な・なんと、、%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2017-06-12-14-46-41

 

 

“契約書”を使った問題が出題されるかもしれないのです!!

(問題例ですからあくまでもこのような出題の可能性を示唆しているだけですが・・・)

 

私も非常に驚きました。

 

契約書というと、通常のビジネスパーソンでも、あまり目にしないという人も少なくはないのですが、それを高校生に主題するとは!!

 

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もちろん、法律的な知識や法的文書の作成する力をとうものではなく、趣旨は、内容(情報・文脈)を的確に理解・要約し、自分の考えを表現する(書く)、またその根拠についても意見を述べることですが、それにしても実用的すぎる!!!と思い、びっくりしました。

 

高校でどのように対策をしていくのかなど、課題は多いとは思いますが、実社会で必要とされている実用的な文書を出題することは、私個人的には賛成です。現実の社会がどのように動いていて、そこで生きていくためにはどんな能力が必要かを学生のうちから意識させることは非常に重要だと思います。

 

ドイツのベルリン大学初代総長ヨハン・ゴットリープ・フィヒテの言葉にこのようなものがあります。

「我々が学問を学ぶのは、試験に備えて学んだことを、そのまま言えるようにしておくことではない。学んだことを人生の来るべき場面に応用するためであり、究極の目標は単なる知識ではなくて、むしろ知識を駆使する技法が大事なのだ」

 

 

知識・技能を応用する場面を想像させることは教育には非常に重要なように思います。

 

これがきっかけで法律家の道に進みたいという学生も出てくるかも知れません。

 

何のために勉強しているのかというイメージが沸けば、モチベーションアップに繋がると思います。

 

今、政府は、大学入試改革だけではなく、大学自体のあり方も変えようとしています。卒業生が社会に出てそのまますぐに即戦力となるような、「専門職大学」という制度も検討しています。

 

我々も小学校から中学・高校・大学を経て、社会に出るまでのイメージが湧くようなような教育をしていきたいですし、政府の教育改革も是非そのような方向性を継続して行ってもらいたいなと思います。

 

問題例が気になる方は下記URLをご参考ください!

http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00009385.pdf&n=記述式問題のモデル問題例.pdf