大学入学共通テスト

センター試験に変わる大学入学共通テストでプログラミング導入

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 「大学入試センター試験」が2020年度から「大学入学共通テスト」に変わります。これまでは次のような点が話題になっていました。

  • 正答が1つのマークシート方式から当てはまる選択肢を全て選ぶ新形式が導入される
  • 解答方法の一部に「記述式」が導入される
  • 英語はTOEICなどの民間試験を導入し、読む・聞く・書く・話すの4技能を測る

 これらにとどまらず、大学入試改革は更に次のようなことが進められています。

新設科目「情報Ⅰ」

 大学入学共通テストでは、2024年度から国語や英語のような基礎的科目として、新しい科目の新設が検討されています。プログラミングなどが含まれる「情報Ⅰ」です。

 試験では「CBT(Computer Based Testing)」と呼ばれる解答方式が導入予定です。CBTとはパソコンやタブレットといったコンピューターを使って出題・解答する方法です。

 具体的に「情報Ⅰ」の試験で使用する機器や試験会場の確保、日程などの検討がすでに始まっています。

「情報Ⅰ」では何を学ぶのか

 「情報Ⅰ」は2022年度から高校で必修化される新科目です。原則として1年生でプログラミングや情報セキュリティーの基礎を学ぶそうです。また、人工知能(AI)分野の基礎を学ぶ重要な科目とのこと。他にも文部科学省のWebサイトを見ると、次のような項目があります。

  • 情報社会の問題の発見と解決方法
  • 情報に関する法や制度
  • 個人の責任と情報モラル
  • 情報技術が社会や人に果たす役割と影響

 などなど

参考:文部科学省Webサイト 教育の情報化の推進

まとめ

 「検討」段階ではありますが、情報Ⅰの大学入学共通試験での新設はほぼ確実と考えて良いのではないでしょうか。

 まだ具体的にどのような問題が出題されるのかわかりませんが、例えば、あるプログラムに対して「間違っている箇所を特定し、正しく直せ」、「括弧に入る適切なプログラムを選べ」といった問題や、完成したプログラムの実行結果を動画で見た後に「同じようにプログラムを作れ」といった問題が出題されるかもしれません。

 試験の実施方法や問題がどのようになろうとも、早めに様々なコンピュータに触れさせたり、プログラミングを体験させて、柔軟に対応できるようにしておくのが良いかもしれませんね。

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出典:読売新聞

『世界はひとつの教室』から教育を再考

この本、すごく
面白いです。

半分ほど読みましたが、
なるほど!と思うこと
ばかりです。

教育についてなぜか
当たり前のこととして
行われていることに
ついて疑問視しています。

私たちも経験あると
思います。

無理して受験勉強で
知識を詰め込んだけど
今はさっぱり覚えてない
とか。

学んだことが定着しない
のは、関連性を考えずに
ただだテストや受験などの
ために覚えるからです。

教科横断の関連性や
社会でどのように役立つか
などの関連性を考えて学べば
理解も早く知識も定着し、
応用もききます。

日本だけでなく、欧米も
少なからずそういう傾向が
あるため、学んだことを
応用できなかったり、
昔勉強したことを全て
忘れていたりするとのこと
です。

私も社会人研修の講師を
していると、ケーススタディー
などを取り入れた方が、
明らかに受講生の方々の知識
の定着や理解の深まりがあると
感じます。

他にも、昔から研究で
明らかにされていることとして、
人間の集中力は15分程度しか
持たないということが言われて
いるにもかかわらず、

授業や研修などは、
1時間や90分が一コマに
なっていることなどが、
本書では疑問視されています。

このように、教育に関する
さまざまな慣習や変わらないことを
疑問視して、アメリカで新しい
教育サービスを行っている方の本です。

経営学の大家である
クリステンセン教授も
絶賛しています。

参考にして、弊社の
サービスにも、この本の
考え方を取り入れていきたいと
思います。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル

計算するクセを身につけよう!

計算するクセを
普段から付けて欲しい!

という目的もあり、
少し変わったプリントを
レッスンで使用しました。

弊社のオリジナル教材です。

これは、子どもたちが
パン屋になったつもりで、
売上を計算するというものです。

単純な足すと掛けるの算数ですが、
このプリントをやるときに注意
したのは、答えを用意しないことと、
途中途中で答えを子ども同士で確認
させることです。

これにより一体感や、自分が
間違えてはいけないという責任感、
主体性や助け合う精神を養うことが
できます。

単位も小学3年生にしては、
少し大きいので計算が大変です。
しかも、これを最初の半分は、
暗算でやりました。

そしてもう一つ、大事なことは、
大人などの先生側も一緒にやることです。

同じ目線でコミュニケーションが取れ、
また、子どもたちに安心感を与えてあげる
ことができます。

単純な計算問題なので、
普段、学校や公文、学習塾などで
やっているものと変わらないのですが、

子どもたちは、
【すごい楽しかった!またやりたい!!】
と言って帰っていきました。

コンビニに行ったらレジの前に
自分で計算してみる!!
とも言ってくれました。

普段から計算するクセが付いて
くれればいいなと思います。

写真の説明はありません。

画像に含まれている可能性があるもの:室内

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

画像に含まれている可能性があるもの:電話

「大学入学共通テスト」へ向け家庭でできる対策とは?

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11月10日と11日、2日間に渡って「大学入学共通テスト」の本番前最後のプレテストが実施されました。2017年11月に続き2度目です。大学入試センターによると、最も多い科目で約6万8000人が参加したとのこと。プレテスト実施から対策について考えることができそうです。

 

大学入学共通テストとは

新聞やテレビで取り上げられてはいますが、「大学入学共通テスト」はまだまだ認知がされていないようですので、まずは「大学入学共通テスト」についてポイントを簡単にまとめました。

  • 大学入試センター試験に代わるテストとして2020年度(2021年1月)から実施されるテスト
  • マークシート式問題に加え記述式問題が導入される
  • 知識の深い理解と思考力・判断力・表現力を重視した問題に見直される
  • 英語はこれまでの「読む」「聞く」に「書く」「話す」加えた4技能評価へ
  • 英語は民間の資格・検定試験を活用する

 (参考:独立行政法人大学入試センター)

記述式については今のところ「国語」「数学I」で、それぞれ小問3問の記述式問題が導入される予定です。また、プログラミングを含む「情報I」も導入が検討されています。

 

第2回プレテスト参加者の感想

問題自体も気になりますが、やはり気になるのは参加者の感想

日本経済新聞に参加した高校生の貴重な声が紹介されていました。

  • 「知識だけでは解答できない」
  • 「国語力が必要」
  • 「全教科で国語力や情報処理能力が問われている」
  • 「普段の授業で簡潔な文章を書く機会があまりなく、難しかった」
  • 「理系科目は知識より考え方をみるような問題が多く、問題の趣旨をしっかり理解しないと解けない」

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(出典:日本経済新聞)

今までの「大学入試センター試験」とは明らかに違うことが伝わってきます。

複数の文章や資料を読んで解く問題もあり次のような声もあったそうです。

  • 「全部読めるか不安になり、集中力が途切れそうだった」

実際にプレテストでは次のような出題がされました。(伝わりやすいように原文から一部省略しています。)


第2問【資料I】は【資料Ⅱ】と【文章】を参考に作成しているポスターである。これらを読んで、後の問い(問1〜6)に答えよ。


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(出典:読売新聞)

【資料Ⅰ】のポスターの題名は「著作権のイロハ」。そして【資料Ⅱ】は著作権法の条文の一部

高校生が著作権法の条文の一部を読みながら解く問題が出題されるとは。

今までの「大学入試センター試験」からは考えられない問題ではないでしょうか。

しかしながら、ビジネスにもつながる内容です。日本の教育もこのような大人になって役立つ内容に変わるのであれば、今の子どもたちは幸せなのではないでしょうか。

 

「大学入学共通テスト」へ向け家庭でできる対策は?

「大学入学共通テスト」の対策としてまずやるべきことは読解力を育てることでしょうか。

読解力を育てる1つの方法として、読書があります。友達同士で最近話題の簡単なビブリオバトルをするのも良いかもしれません。(ビブリオバトルについてはこちら)小学校低学年までなら読み聞かせでも効果があり、1度に1冊全部読む必要はなく、区切りのいいところでやめても良いそうです。読んだ後に感想を言い合うとより効果的とのこと。

本が好きになれない場合、マンガ・映画・演劇・ミュージカル・落語でも効果があるようです。いずれも感想を言い合うようにすると、読解力とともに思考力も育つと考えられます。

「大学入学共通テストへの対策」と聞くとなんだか身構えてしまいますが、これなら日頃から簡単に対策できそうですね。

求められる「文章を書く力」 身につけるには?

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記述式の導入が注目されている大学入学共通テスト。


「文章を書くこと」は、小学生のうちから対応することが重要だということです。



読む人を意識した文章を
 大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)にかぎらず、これからの入試は自分の考えを他の人に伝える力が求められます。こうした動きに対応するには小学校での勉強のしかたもかえていかなくてはなりません。たとえば、今の理科の実験は教科書に沿った内容を確認することが中心。でもこれからは実験後に結果を考察することや、さらに考察した内容を周りの人にわかりやすく表現することが求められます。
(中略)
 どうしてそのような結果になるのか。入試でも理由を問う出題が増えてきます。対応という意味では小学生のうちから文章を書き、ほかの人に読んでもらうことが重要となります。
(出典:朝日小学生新聞)



文章を書く力は、直前の対策で身につけることは難しいと考えられます。小学生の頃から慣れておき、文章を書くことに抵抗を持たせないことが重要でしょう。


以前にも書きましたが、
大学入試が変われば、その対策をする高校の教育も変わり、
高校の教育が変われば、当然高校側が欲しい人材も変わってくるわけなので、高校入試が変わり、
高校入試が変われば、その対策をする中学校の教育も変わり、、、
といったように、日本の教育全体が変わることが考えられます。


ということは、いずれは必然的に小学生のうちから文章を書く力が求められるわけですが、
皆さんのお子様の通われている学校の教育が、いつ変わるかはわかりません。


ここで生まれるのは教育格差。
英語、アクティブラーニング、プログラミングと、積極的な学校はすぐに取り入れていますが、全ての学校が対応していないのが現状です。


お子様が将来困らないように、今の教育の現状を把握し、環境を用意してあげることが重要だと考えられます。
家庭教育でも良いですし、民間の塾などに通わせることも良いのではないでしょうか。


朝日小学生新聞の記事にある「文章を書くこと」と「他の人に読んでもらうこと」は、家庭でもできると思います。
ただ、教育の現場でよく子どもに言われるのが、「書くのめんどくさい」です。
他人に読ませる以前に書いてくれない。皆さんの家庭ではいかがでしょうか。
子どもが「書くのめんどくさい」と言うときは、おそらく頭の中で書く内容が整理できていない状態だと思います。


そのような場合は、まずは会話から入ると良いかもしれません。
文章のテーマについて話を聞き、ときどき「それはなぜ?」「例えば?」と問いかけます。
会話の中で書く内容が整理されてきたところで、「じゃあそれを書いて」と私は言います。


全ての場合がこの方法でうまくいくわけではありませんが、少し協力してあげると書きやすいと思います。
回数を重ねることで、いずれはコツを掴み、自分の力で文章を書けるようになるのではないでしょうか。

難関大の学生でも世界で通用しない?

慶應義塾大学理工学部長、慶應義塾大学大学院理工学研究科委員長、第17代慶應義塾長などを歴任してき元中央教育審議会会長の安西祐一郎さん
安西さんの日本の教育に対する考えが、読売新聞に載っていました。


改革の波 高校教育にも
 中央教育審議会は1999年、「多様な入試を行うべきだ」との答申を行なった。だが私が2014年に会長に就任するまで、ほとんど何も変わらなかった。そこで、会長としてこの年、大学入試だけでなく、高校や大学の教育も抜本的に変える提言を行なった。
 背景として、従来の入試をくぐって難関大に入学した学生の多くが、世界の舞台では通用しないことを痛感していた点が大きい。これから国際社会で生きて行くには、知識はもちろん、考えたことを相手の立場を配慮した上で、言葉を選んで表現する力が問われると考えたからだ。
 こうした力を高校までに身につけるには、受け身の学習ではなく、国語で論旨が明確な文章を書いたり、英語で「書く」「話す」能動的な訓練を重ねたりすることが重要だ。入試を変えることで高校教育は変わる。
 「一発勝負、1点刻み」の入試は早晩、消えて行くだろう。2021年から始まる「大学入学共通テスト」の導入は、明治時代以来の日本の教育の在り方を変えることを目指している。


(出典:読売新聞)

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「従来の入試をくぐって難関大に入学してきた学生の多くが、世界の舞台では通用しないことを痛感していた」


この言葉はとても印象に残りました。


「難関大の学生で世界に通用しないなら、一体どのような進路に進めば良いのだろう。」
「難関大の学生で世界に通用しないなら、大学では一体何を学んでいるんだろう。」
こんなことを考えてしまいます。


また、「入試を変えることで高校教育は変わる。」ということは、「高校は大学入試対策をする場所なのだろうか。」とも考えてしまいます。
つまり、「これからは表現力を伸ばす教育が必要だ」と社会で求められても、大学入試に必要ないのであれば、従来の教育を変えることはないということになります。

ここでは「勉強の目的は何か」を考えさせられます。
いつの間にか「入試に合格して大学に入学すること」が目的になっているのではないでしょうか。
本来であればその先、「世界を舞台に活躍すること」が目的としてあるはずです。


しかしながら、高校側にしてみれば難関大学に合格する生徒を増やして知名度を上げたいでしょうし、保護者からしてみれば「偏差値の高い大学に入ればいい人生を送れる」といった考えも未だにあるのではないでしょうか。これが今の日本の現実なのかもしれません。


このような背景を踏まえた上で、安西さんは「入試を変えることで高校教育は変わる。」と考えているのではないでしょうか。
また、「大学入学共通テスト」の導入は、高校教育のみならず、日本の教育全体を変える第一歩と捉えて良いかもしれません。
大学入試が変われば高校教育が変わリ、高校教育が変われば高校入試が変わり、高校入試が変われば中学校教育が変わり・・・というように変わっていくことが期待できるからです。


急速に進むグローバル化の中で、
日本の未来を左右する教育改革が始まっています。

文系理系問わず 大学入試にプログラミング導入

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2020年にセンター試験に変わって実施される大学入学共通テストに、
文系理系に関係なくプログラミングなどの情報科目が導入されるようです。


以下、日本経済新聞の記事の抜粋です。

大学入試にプログラミング IT人材育成急ぐ
 政府は17日に開いた未来投資会議で、大学入試センター試験に代わって導入される「大学入学共通テスト」に、プログラミングなどの情報科目を導入する方針を確認した。第4次産業革命を推進する上で人工知能(AI)などを使いこなせるIT(情報技術)人材は不可欠。将来的な不足が見込まれており、人材の育成を急ぐ。
 安倍晋三首相は「AIやビッグデータなどのIT、情報処理の素養はこれからの時代の『読み書きそろばん』」とした上で、「大学入試において国語・数学・英語のような基礎的な科目として情報科目を追加し、文系・理系を問わず学習を促していく」と述べた。

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(出典:日本経済新聞)



今の時代、
IT(情報技術)が関わらない物事は無い
と言ってよいのではないでしょうか。


今まではITと聞くと、
理系のイメージだったと思いますが、
これからは文系理系問わず、
情報技術を使いこなせる人材が必要になるということです。

そもそも、
文系と理系を分ける必要はあるのでしょうか。

「実社会や実生活での課題を解決するためには、個々の教科・科目の知識・技能の範囲にとどまらず、複数の教科・科目の知識・技能等を教科横断的・総合的に組み合わせることが必要である」(文部科学省Webサイトの資料を一部抜粋)


一説によれば、文系と理系を分けた理由は以下ということです。
「発展途上であった明治時代には、文系に比べ理系は実験設備などでお金がかかるため学生をふるいわける必要があった。」


十分発展した今の日本にこの考え方は必要か。
必要かどうかというより、この考えであるべきかどうか。

自分自身が何をやりたいか、
何に向いているのか、何に興味があるか、
定まっていない段階で文系か理系かの選択を迫られる。

せっかく持っている色々な場所へ行けるチケットを、
半分以上捨てるようなものではないでしょうか。

学校は人間を成長させる場であるはずです。
10代でその人間の可能性を小さくするのは実にもったいない。

数学が不得意だから文系に進む。
暗記が嫌いだから理系に進む。
あとで文転すればいいと思って理系に進む。
このような理由で進路選択すべきでしょうか。

もっとじっくりと自分の進路を考えられるように、
高校や大学では興味のあることや必要だと思うことなど、
自ら選択して多面的により多くのことを学び、
将来の選択肢を増やすこと、
課題に対して多面的なアプローチができるようにすることが重要ではないでしょうか。

大学に進学した段階で
就職先が絞られるような社会であるべきではないと思いませんか?

とは言っても、
現状は文系理系に分かれています。

「文系理系の選択は人生の分岐点」
なんて言われ方もされるようです。


今回のような変化(情報科目の大学入試導入)に対応しつつ、
日本の教育システムの現状を把握して行動する必要があります。

海外も視野に入れても良いかもしれません。

日本の教育がより良いものになることを信じつつ、
我々大人は子ども達をサポートしていきたいものです。

いかがでしょうか。
文系と理系に分かれている点について、
みなさんはどのように考えますか?