エドテック

教育改革の波が塾・予備校にも??

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2020年度の教育改革に備え、学校だけではなく塾・予備校も対策を始めています。

少子化が進んでいるなかでも生徒確保・獲得のため、学校よりも塾・予備校の方が柔軟かつ素早く対応していきそうです。

 


塾・予備校 再編の激流

 塾・予備校の合従連衡が一段と進もうとしている。学研ホールディングス(HD)は全国の約100社からなる「塾連合」を11月に立ち上げる。Z会グループやベネッセHDも外部の塾・予備校との連携を広げている。学習指導要領の改定や大学入試改革が2020年度に迫り、従来のノウハウが通用しなくなるとの危機感が背中を押す。


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(出典:日本経済新聞)

 

 

塾・予備校が対策を進める主な要因をまとめると以下です。

①2020年教育改革

 ・小学校で英語が正式科目となり、プログラミングが必修化される。

 ・センター試験が大学入学共通テストが導入され、英語では4技能(聞く・読む・書く・聞く)を測る。

②IT(情報技術)を駆使するエドテックへの対応

 ・世界の教育現場の潮流は「集団指導」からデータ活用した「個別化」へと移っている。

 ・人手(講師)不足が深刻化している中でAI(人工知能)や映像授業といったITの活用が役立つ。

③少子化による将来的な国内市場縮小

 ・アジアなど海外への展開へ向け国内の収益基盤を固める必要がある。

 

具体的な大手企業の取り組みはというと。

 学研HD・・・地方の学習塾の買収・提携

 Z会グループ・・・地方の学習塾の買収・提携

 ベネッセHD・・・全国の塾・予備校への自社サービス(教材やシステム)販売強化

 

学研HDでは2009年には買収を始めていたそうです。学研HDの「大連合」の最大の狙いは2020年度から始まる教育改革への備え。単独で教材や指導方法、システムを新たに開発するのは難しいため、各社の知見を集めて対応していくとのこと。

 

2020年教育改革

いまいち実感がわかない方も多いかもしれませんが、確実に社会に影響が出てきています。

塾・予備校はとても身近な存在です。

その塾・予備校は学校よりも柔軟に、そして素早く対応しています。

これから社会に求められるのはどのような人物か考え、家庭でもこの波に乗り遅れないようにきちんと認識・準備して行きましょう。

学校教育を変える「エドテック」とは??

「エドテック」(EdTech)という言葉をご存じでしょうか。
Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、教育とIT(情報技術)の融合でその分野に革新を起こそうという取り組みです。例えばオンライン講座はエドテックのうちの1つです。


この分野で、学習塾や予備校などは進んでいますが、日本の学校教育は出遅れているようです。学習指導要領で縛られ、新技術の活用を阻んできたことが原因とされています。しかしながら今後、新技術の誕生と学校教育での活用は加速していきそうです。


次世代担う人材を「エドテック」で
 身の回りのデータ利用が広がるなか、教育が様変わりしている。オンライン講座など学びの機会が飛躍的に増え、ビッグデータを生かして効率的に教える手法の開発も進む。教育と技術が融合した「エドテック」が牽引だ。

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(出典:日本経済新聞)


エドテックの導入で学校や教師の役割が変わってきます。
知識の習得はネットで行い、討論などで思考力を培うことは教室で行うということです。
教師はファシリテーターとしてサポート役となることが多くなるでしょう。
(ファシリテーターとは・・・例えば討論を行う場合、進行やセッティングなどは担当するが、討論に自分の意見をすることはしない。)
これにより生徒たちは主体性を持って行動することが期待できます。


さらに、文部科学省も動き出しています。



教育AIで個別指導
文部科学省は来年度から、人工知能(AI)などの最先端技術を教育に生かす、「EdTech(エドテック)」の実証実験に乗り出す。子供たちがどんな問題でつまずくかといったデータをAIで解析し、一人ひとりに合った指導法につなげる狙いがある。

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(出典:読売新聞)

現状の学校教育では、その子の苦手分野の宿題を個別に出すといった指導は難しいと考えられます。しかし、この実証実験が成功し、教育の現場でAIの活用が普及すれば、学校教育できめ細かい個別指導が実現することが期待できます。


エドテックの導入により以下のような問題が解決できるのではないでしょうか。
 ・学校の授業についていけない
 ・既に理解している事を宿題に出される
 ・教師の長時間労働
 など


文部科学省は実験で「一人ひとりの学びの最適化」以外にも、「いじめなどの早期発見」「ベテラン教員の指導力分析」「教職員と保護者の負担軽減」についてもエドテックを活用できるか探るそうです。


エドテックの導入により、日本の教育はより良いものになっていきそうですね!!