考える力・アクティブラーニング

スーパーのバイトだけで文字や常識を学んだ社長!?

テレビ朝日の番組に「激レアさんを連れてきた。」(毎週月曜よる11時15分放送※一部地域を除く)という番組があります。


2018年9月10日(月)の放送では、「小学校に6日しか通わなかったので嘘みたいに無知だったけど、スーパーのバイトだけで文字や常識を学び社長にまで上り詰めた人」という激レアさんのハットリさんを紹介していました。

社長になったハットリさんですが、まだまだいい会社、立派な社長を目指しているそうです。
ハットリさんは次のように言っています。


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このコメントに対し、司会進行を務めていた慶應義塾大学卒業の女性アナウンサーは自分自身について「(学びが)止まってるわぁ」とショックを受けていました。


15歳の時点でひらがなのみの読み書き、指で数えられるまでの足し算・引き算しかできなかった社長。かたや中高大と慶應を卒業した女性アナウンサー。


①学んでこなかったが学び続ける人
②学んできたが学びが止まっている人
③学び続ける人


皆さんはどれに該当しますか?


ハットリさんは当たり前のように学校に通っていた人と違い、学んでこなかったからこそ「学ぶこと」「学べること」の楽しさ、大切さが身にしみているのでしょうね。

そして、ハットリさんには年齢に関係なく「学び」を始めること、続けることの重要性を改めて教えてもらいました。


過去の激レアさんはドラマ化されるようなので、是非ハットリさんの人生もドラマ化して欲しいものです。
ハットリさんの回の「激レアさんを連れてきた。」は下記URLから視聴できます!!
配信期間は2018年9月17日 22:15までなのでお急ぎを!!

https://cu.tv-asahi.co.jp/watch/241?official=1


大学の録画面接の広がりがもたらすもの

最近ではAIを導入したペッパーによる面接が話題になりましたが、民間企業では2年ほど前から動画録画による面接を取り入れる例が目立ってきているそうです。そんななか、立命館アジア太平洋大学(APU)が、留学生の大学院入試の面接に録画による面接試験を導入する方針を固めました。



 立命館アジア太平洋大(APU)は5日、海外にいる外国人受験生を対象にした大学院入試で、録画による面接試験を導入する方針を固めた。受験生がスマートフォン(スマホ)などのカメラで動画を撮影し、用意された質問項目に回答。動画データを大学の専用システムに登録する仕組み。提出期限内なら受験生は時差や場所に縛られず面接に臨める。
 同大によると、大学院の入試で録画面接を採用するのは全国初。2019年度に大学院への入学を希望する受験生を対象に今月から運用を始める。軌道に乗れば大学入試での導入も検討する。
(出典:日本経済新聞)

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(出典:日本経済新聞)


そもそも立命館アジア太平洋大学(APU)とはどのような大学かというと、「スーパーグローバル大学」と呼ばれています。「スーパーグローバル大学創成支援」という世界レベルの教育・研究を行うトップ大学や、国際化を牽引するグローバル大学に重点支援を行う文部科学省の事業があります。その「国際化を牽引するグローバル大学」の採択校の1つです。(参考:文部科学省Webサイトへリンク


APUの特徴を挙げてみます。

 ・「自由・平和・ヒューマニティ」「国際相互理解」「アジア太平洋の未来創造」を基本理念とする
 ・2000年の開学以来、国際学生を受け入れた国・地域は世界147カ国・地域
 ・学生の約2人に1人が88ヵ国・地域からの国際学生(留学生)
 ・THE世界大学ランキング日本版2018「国際性」:私大1位
   イギリスの高等教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』によるランキング
 ・QS世界大学ランキング2018アジア地域編「国際性」:100点/100点満点
   イギリスの高等教育評価機関『クアクアレリ・シモンズ社』によるランキング
 ・APUの公用語は英語と日本語
 ・73カ国・地域、465の大学・研究機関等と海外留学協定を締結
  etc..
(参考:立命館アジア太平洋大学Webページへリンク



海外に留学せずとも、日本国内にこれほどの環境が整った大学があります。APUはもともとグローバル大学ということで留学生の受け入れに積極的ではありますが、この録画面接導入の流れは他の大学にも広がっていくのではないでしょうか。考えられる主な理由は以下です ・優秀な学生の確保
 ・グローバル人材の育成
 ・国際化への対応とそのアピール
 ・定員の確保


加えて2020年に留学生を30万人に増やす政府目標もあり(平成29年5月1日現在の外国人留学生は267,042人)、これから外国人留学生が増えていきます。外国人留学生が増えるとともに、国内企業へ就職する外国人が増えることが予想されます。外国人が就職できる環境も今後さらに整ってくるでしょう。今でこそ、就職は就活生に有利な売り手市場といわれていますが、この先AIやITのさらなる発達で機械・ロボットなどによる自動化が進めば、状況はあっという間に変わってしまうことが考えられます。そもそも、売り手市場なのは中小企業のみで、大手は変わらず買い手市場であるという話もあります。


つまり、近い将来就職活動は今よりも厳しくなってくるのではないでしょうか。


「いやいや、IT人材不足だからこの先就職はしばらく大丈夫でしょう。」
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら、IT人材には3つの階層があると考えられています。


 ①超トップ人材 社会や経済を変革するものを生み出す
 ②ミドル人材 あらゆることがIT活用へと切り替わっていく中、その仕事を担う人材
 ③ベース人材 ITを使いこなす能力を持つ人


「どの階層に属するのか?」ということです。待遇が違うことは明白です。


いずれにせよ、国際化は避けられない社会の流れなので、ポジティブに捉えて、相乗効果で日本全体が活気付いていくことを期待したいです。


録画面接については、「不正は起きないのか?」「直接会って面接しないとわからないこともあるのでは?」という懸念点もありますが、どのような効果をもたらすのか注目してみてはいかがでしょうか。 

子供にデザイン力を!!

iPhoneやMacなどのAppleの製品、掃除機やドライヤーなどのdysonの製品など、
皆さんもある製品を見て「かっこいい」「美しい」と感じることがあるかと思います。


もちろん家電に限ったことではありません。
限服、靴、バッグ、家具、雑貨、Webサイト、パッケージ…etc


機能と同じくらい重要視するもの、または、人によっては機能よりも重要視するもの、
それはデザインです。


今の社会では、以前よりもデザインの重要性が高まってきているようです。
「量より質へ」のその先へ
といってもよいでしょうか。


そのデザインの重要性を、日本の経営者は今一度確認する必要があるようです。

デザインの意義を捉え直し経営に生かせ
 特許長がデザインを保護する意匠法の改正案をまとめた。ウェブ画面といったモノ以外も対象に含めるなど、保護の範囲を広げる。企業はデザインの意義を捉え直し、経営に生かす時だ。
(中略)
 デザインとは単に製品の見栄えを良くするだけでなく、消費者の需要をユーザー目線で見極め、追求していく営みである。
 特許庁の調べでは、デザインを重視する米企業の株価はこの10年間で、S&P500種株価指数の銘柄全体と比べ2倍以上に成長したという。日本の経営者も、デザインは経営に欠かせない要素であるとの認識を深めることが大切だ。

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(出典:日本経済新聞)


Appleは著名デザイナーが役員の一角を占め、dysonは創業者のジェームズダイソン自身がデザイナー。
このような事実からも経営におけるデザインの重要性がわかります。


誰もがデザイナーとなるわけではありませんが、これからはデザイン力を持った人間が社会では重宝されると考えられます。
製品のデザインに限らず、Webサイト・空間・プレゼン資料・表・ポップのデザインなど、より一般的にデザイン力を求める傾向が強まってくるのではないでしょうか。


では、どのようにデザイン力を高めるか。
以下のような方法が考えられます。


・美術館や展示会などの芸術に触れる機会を増やす
・身の回りのものを観察し、どのような印象や効果があるか考える
・社会の変化と求められているデザインの傾向を知る
・イノベーションを生むために枠に縛られない考え方を持つ
・アウトプットしたものを他者に見てもらい感想を聞く
 など


子供たちのデザイン力を育てるにはどうすべきでしょうか。
まずは、私たち大人が当たり前になっている周りのものに興味や疑問を持つことから始めるべきです。その視点を持って、

 「なぜこのような形になっているのか」
 「なぜこのような色になっているのか」


などを一緒に考え、

 「どう思うか」
 「どう感じるか」


を聞いてみてはいかがでしょう。


例えば、街中の看板、電車、自動車、マンホール、ペットボトルなどや、公園・テーマパーク・お店といった空間的なものも良いかと思います。


論理的、科学的なことが重要視されてきましたが、デザインといった感性について、経営者に限らず私たちも見直してみてはいかがでしょうか。



リビング学習は効果がない?

最近は「リビング学習」が増えているようですが、皆さんのご家庭ではいかがでしょうか。
学力向上、コミュニケーション能力向上などの効果はありますか?


子供が自室ではなく家族が集まる場所で勉強する「リビング学習」を取り入れる家庭が増えている。親の目があるため、子供が程良い緊張感を持って学習に取り組める、親子のコミュニケーションが取りやすいといった点が評価を集める。一方で、勉強に集中できない、親の干渉が子供のやる気を削ぐといった恐れも。

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(出典:日本経済新聞)

リビング学習が広がり出したのは10年ほど前からで、中学受験が過熱する中で「教育雑誌などがリビング学習を『学力向上につながる』と取り上げたことが拍車をかけた」という見方もあるようです。


しかしながら、多くの親が学力アップに期待を寄せる反面、リビング学習が学力向上につながると立証したデータはないとのこと。


ここで間違って捉えてはならないことがあります。
データがないだけです。
リビング学習が学力向上につながらないと結論が出ているわけではない ということです。


つまり、やり方次第でリビング学習は学力向上につながるということです。


記事では、リビング学習のポイントを挙げています。
過度な口出し・強制は禁物


過度な口出しとリビング学習の強制で考えられるリスクとその原因は次のようなものでしょうか。

・やる気の低下・・・「否定される」「強制的」などによる
・自己肯定感の低下・・・「否定される」などによる
・思考力の低下・・・「教えすぎ」「指示しすぎ」などによる
・主体性の低下・・・「教えすぎ」「指示しすぎ」などによる
・判断力の低下・・・「教えすぎ」「指示しすぎ」などによる
・親子関係の悪化・・・信用されていないといった「不信感」などによる
など


逆に考えれば、リビング学習のポイントに気をつければリスクと挙げられたものはプラスに転じます。


過度な口出しをやめ、強制しない。
具体的にどのように行動すべきか考えてみると次のようなものが挙げられます。

・途中で口出ししない(集中している時に邪魔しない)・・・集中力の向上
・答えを教えるのではなく、まずは情報を与え考えさせる・・・思考力の向上
・否定的な言葉は使わない・・・やる気と自己肯定感の向上
・なぜ学ぶ必要があるのかを説明する(将来像をイメージさせる)・・・主体性と判断力の向上
・子供をよく観察し良いところは褒める・・・やる気と自己肯定感の向上
・成長とともに学習場所は個人に選ばせる・・・判断力の向上と信頼による親子関係の良好化
・意見を押し付けず子供の意見を尊重し、多様性を認める・・・自己肯定感の向上と親子関係の良好化
など


皆さんもポイントに気をつけてリビング学習を取り入れてみてはいかがでしょうか。

モンテッソーリ教育は受験に有効?

藤井聡太さんが学んでいたということで話題になった「モンテッソーリ教育」


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(出典:プレジデントFamily)


他にも多くの著名人がこの教育を受けています。
・Google創業者 ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン
・Facebook創業者 マーク・ザッカーバーグ
・Amazon創業者 ジェフ・ベゾス
・社会学者 ピータードラッカー
 など


名だたる著名人を前に、「学校教育とはかけ離れた天才向けの教育をしているのでは。。」と思って敬遠してしまう人もいるかと思います。私の第一印象はそうでした。しかし、多くの著名人を育てた教育内容を知らないわけにはいきません。


「モンテッソーリ教育」とは一体どういうものなのでしょうか。


モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師、マリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。
モンテッソーリ教育法は主に乳児、幼児、園児あるいは児童を対象にしていますが、欧米にはモンテッソーリの小学校は数多くあり、中学校や高等学校も存在します。
大きさ、手触り、重さ、材質などもこだわって作られた「教具」と呼ばれる様々な教材を通し、子どもたちの繊細な五感を刺激して脳を育てます。


ここまでの説明では「感覚的なものは育てて欲しいけれど、社会、仕事、生活で生きるのか?」と思われる方も多いと思います。
そしてやはり気になってしまうのは「受験で役に立つのか?」でしょうか。
それらの疑問は「教具」を具体的に見ていくと解消できるかもしれません。


モンテッソーリの幼稚園で使われる教具
・日常生活の教具 小さなホウキやちり取り、毛糸針を使った縫い刺しなど
・感覚教育の教具 円柱をぴったり穴にはめこんだり、色のついた板を並べたり
・言語教育の教具 文字を覚える
・算数教育の教具 数字や簡単な足し算などを学ぶ
・文化教育の教具 世界地図や時計の見方などを学ぶ
小学校の領域では使われる教具
・算数教具
・幾何学教具
・生物教具
・地理教具
 など
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動物を分類する「生命の樹」という教具

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平方や立法を体験する「ビーズキャビネット」という教具

(出典:プレジデントFamily)

 いかがでしょうか。学校の教育内容とも共通しています。 しかし決定的に違うことは、カリキュラムは子ども主導で進むことと、教具で体験して知識を吸収することです。 横浜にあるマリア・モンテッソーリ・エレメンタリースクール(小学生向けフリースクール)では、先生の役割は子供達の学習進度に合わせて教室に教具を配置するなどの「サポート役」という位置づけだということです。受け身でなく主体性が身につきます。 また、人体の勉強をする子は紙粘土で脳を再現するそうです。同スクール理事長の高根さんは「子供たちは手を動かして、触って、学習しているから、頭のなかに豊かなイメージが広がっています。だから忘れないのです。」とコメントしています。 
マリア・モンテッソーリ・エレメンタリースクールでは実際に受験でも実績を上げています。開成中学校、聖光学院中学校、栄光学園、武蔵中学校、豊島岡女子学園、慶應義塾湘南藤沢中等部、攻玉社中学校などの合格実績があります。



同校で受験指導を行なっている中村秀男先生は次のように話す。
「中学受験の勉強というと、通常は4年生から始めます。ここでは5年生から始めていますが、彼らは6年生からでも十分なくらい。それくらい下地はできている。下地とは、『知的好奇心』と『考える力』です。
(中略)
自分が持っている知識とイマジネーションと結びつけてしまうので、記憶ものも強いです。」
(出典:プレジデントFamily)



モンテッソーリ教育とその実績を知ると、教科書中心の教育に疑問を感じてしまいます。
受験の話題となりましたが、『知的好奇心』と『考える力』は、社会・仕事・生活でもその人間の土台となって役立つものです。


そして、子供たちはすでに受験のその先を見ていることが、次の高根理事長の言葉からわかります。



子供たちの素晴らしさは、学力だけでないと高根理事長は語る。
「3年生くらいになると、みんな自分の得意分野がわかって、その得意なことでお役に立ちたい、と言うようになります。こうした心の成長にもっとも感動させられます」
なぜ、心が成長するのか。それは最初に「宇宙」や「生命の担当」など、を大きなスケールで物事を学ぶからだという。 自分が宇宙の一部として、生かされているのを自然と感じ取れるカリキュラムになっているのだ。
(出典:プレジデントFamily)



        
      

『7つの習慣』を小学生に?

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今回は久しぶりにオンリーワンスクールのレッスン内容や生徒の様子をお伝えしたいと思います。

 

『7つの習慣』という本があります。全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラーであるこの本は、人生哲学の定番として親しまれてきました。


とてもためになる本なので、レッスンにもなんとかして使えないものかと考えておりました。
ただ、、500ページほどありますので、大人でも少し気合いを入れて取り掛からないと挫折してしまう本書。「小学生には難しすぎるのでは。。」と思われる方も多いと思います。


また、「そもそも小学生から学ぶべき内容なの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。


しかし、小学生から本書の考え方に触れておくことで、その子の人生がより良いものになると言っても過言ではないでしょう。完全に内容を理解する必要はないと思います。それでも人との付き合い方、進路、仕事などに役立つことでしょう。


そんな時、次のような本に出会いました。
『まんがでわかる 7つの習慣』


読んでみると重要な考え方が漫画のストーリーを通して理解でき、小学生向けのレッスンの資料として十分に使えるものでした。


目次は以下の通りです。

Introduction 「7つの習慣」の前に意識すること
 問題の見方を「インサイド・アウト」に変える
Chapter1 第1の習慣 主体的である
  自分らしさの選択
Chapter2 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
  夢を見つける原則
Chapter3 第3の習慣 最優先事項を優先する
  未来を変える今日を生きる
Chapter4,第4の習慣 Win-Winを考える
  「誰かのために」から始まること
Chapter5 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
  相手の心を開くもの
Chapter6 第6の習慣 シナジーを創り出す
  「違うこと」豊かさ
Chapter7 第7の習慣 刃を研ぐ
  1歩ずつ、前へ!
(出典:まんがでわかる 7つの習慣)

 

いかがでしょうか。
目次を見るだけでも興味をそそられませんか?

ビジネス書や自己啓発本、哲学の本は大人になって読むものだと思っていましたが、そんなことはありません。漫画でわかりやすくなっているならば、子どものうちからこのような考え方に触れておくことはとても有意義なことではないでしょうか。


そもそも、ものの見方や考え方を学ぶことは、人間の基礎または土台となる「人格」を育てることであり、最も重要視すべきことです。だとしたら、人格が形成される子どもの頃からより多くの考え方(哲学)に触れておくことが大事だと思いませんか?


先日のオンリーワンスクールのレッスンでは、まずはIntroductionを読んでもらい、「インサイド・アウト」についてわかったことと、自分の考えを書き出してもらいました。


「インサイド・アウト」とは「7つの習慣」の前提として知っておくべき事です。簡潔に説明すると、自分自身の内面から始めるという意味です。例えば、物事がうまくいかなかったとき、「できなかった理由」を人のせい、環境のせいにせず、まず「自分に問題がなかったか」と自分自身に問いかけるところから始めることです。


レッスン後に小学4年生の女の子と会話をしました。


 私「少し難しかったかな?」
 女の子「でも大切な考え方だよね。本を借りてもいいですか?」
 私「いいよ。お母さんと今日何をやったか話をするの?」
 女の子「うん。」


家庭で話題にしてくれることほど嬉しいことはありません。
正直な話、限られた時間のレッスンよりも、より多くの時間を過ごす家庭の環境がとても大切だからです。


レッスンではこれから第1の習慣から順番に進めていけたらと考えています。
また、『7つの習慣』だけでなく、様々な哲学に触れる機会を設けて行きたいものです。
あくまでも哲学を押し付けるのでなく、触れて生徒自身がどのように考えるのかを重視します。


どうぞ、ご家庭でも『まんがでわかる 7つの習慣』などを活用して、どう思うか、どう考えるかを子どもと話し合ってみてください。

決断させること、それは考えさせること

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「一流の育て方」という本があります。
サブタイトルは「ビジネスでも勉強でもずば抜けて活躍できる子を育てる」です。


タイトルあるいはサブタイトルを見て、
「一流を育てたい」と思って読む方もいるでしょうし、
「一流でなくても幸せならいい」と思って読まない方もいると思います。


しかし、読んでみると前者の方はもちろんですが、後者の方にもとても参考になる本だと感じました。
筆者は次のように述べています。



 本書は幸福な自分らしい人生を切り開く子どもを育てるための、「子育ての教科書」を求める親御さんや、子育てに携わる方々が一義的な対象読者である。しかし広義には、主体的に幸せなキャリアを切り開きたい全ての方々が対象となろう。
(出典:一流の育て方)


「幸福な自分らしい人生を切り開く子どもを育てる」「主体的に幸せなキャリアを切り開く」ということは、ほぼ全ての方が対象となるのではないでしょうか。

基本的には子育てを中心に話は構成されています。
「自分を育てる」といった観点も取り入れると、ご自身にも役立つものがあるがあると思います。


「一流の育て方」の目次は以下の通りです。

第1章 「主体性」を最大限に伸ばす
     自分を知り、自分で決められる力を育てる
第2章 「視野」を広げ、天職に導く
     選択肢を増やし、得意分野に進ませる
第3章 やり抜く力「グリット」を育む
     真剣に挑戦させ、簡単にはやめさせない
第4章 一流の「コミュニケーション能力」を磨く
     人から信頼されるために必要なコミュニケーション能力の本質
第5章 これで自分から「勉強」するようになる
     放任や強制より、「動機づけ」が大切
第6章 「勉強以外の勉強」をさせる
     テスト勉強より、「しつけ」こそが一生の財産に
第7章 「無償の愛情」」を感じさせる
     最も大切な親の仕事

どの章もとてもおもしろいのですが、今回は第1章から1つキーワードを取り上げ、掘り下げていきたいと思います。


今回のキーワードは第1章の「主体的に決断させる」です。


このキーワードを選んだ理由は、「決断させることは考えさせること」であり、とても重要だと感じたからです。当然ながら他人や親に決められた習い事や進路などは、自分で考えることをしません。責任が自分に生じないためです。最悪の場合、うまくいかなかったことを人のせいにし、人間関係も悪くなります。


対して、自ら決断することで生じるのは自己責任です。この責任の所在が自ら考えることへ大きな影響を及ぼすと考えられます。結果に対して人のせいにはできません。
決断の際には、良い結果になるにはどうすべきか自分で考えますし、経過や結果がうまくいかなかった場合は反省して次はどうすべきか自分で考えます。
また、「あの時こうしておけば良かった」という後悔は誰しもあると思いますが、自分で決断したことであれば圧倒的に後悔も小さく、割り切れるのではないでしょうか。


主体的に決断させること、つまり自分で決断させることの重要性がわかります。


ここで注意すべきことは、子どもに決断させるときは、親は情報・アドバイス・選択肢を出来るだけ子どもに提示することです。放置ではないということです。情報を収集する力は大人の方が優れています。その上で自分で選択をさせます。強制ではなくサポートという姿勢が大切だということです。


子どもは成長していつかは自立していきます。
親が子どもの真の幸福を願うのであれば、人に決断を任せるような受け身の人間ではなく、主体的に幸せなキャリアを切り開く人間になってもらいたいと思いませんか?


もし、子どもに決断させる機会が今までなかったのであれば、少しずつでも主体的に決断させる機会を増やしてみるのも良いかもしれません。
まずは選択肢を用意してあげた上で、レストランのメニュー、服、おもちゃ、習い事、塾選びなど、身近なことで良いと思います。


みなさんは「主体的に決断させる」ということをどのように考えますか?

世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?

こんにちは。渡邊です。

 

先日、「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」山口周著(光文社)という本を読みました。

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非常に共感・納得できる内容だったのでご紹介したいと思います。

 

著者によると最近は、MBA のような伝統的なビジネススクールへの出願者数が減少傾向にある一方で、アートスクールや美術系大学によるエグゼクティブトレーニングに多くのグローバル企業が幹部を送り始めているとのことです。

 

そして、今までのような分析、論理、理性に軸足をおいた経営から、それに加えて、全体を直感的に捉える感性、真・善・美の感覚(これらを総称して美意識という)を持った行動が求められるということです。

 

本書では、「経営における美意識」という言葉を次のように定義しています。企業活動における良い・悪いを判断するために認識基準であり、例えば、

・従業員や取引先の心をワクワクさせるようなビジョン

・道徳や倫理に基づき、行動を律する行動規範

・合理的かつ効果的な経営戦略

・顧客を魅了する商品・サービスや広告宣伝

などです。

 

では、なぜ美意識が必要なのでしょうか?

 

いくつかの論点が本書には書かれていますが、私なりに、簡略化して解釈すると、下記のようなことが理由だと思います。

 

今日のような複雑・不確実・技術変化のスピードが速い現代では、論理的で理性的な問題解決だけでは、無理があるということです。というのは、世界が複雑すぎて、分析・論理などの科学的なアプローチでは、意思決定に時間がかかりすぎてしまうということです。または、合理的に考えれば考えるほど、意思決定ができないという状態に陥るのです。従って、スピード感を持って変化に対応していくためには、感性や直感などが必要だということです。

 

特に、ITや人工知能の進化によって、過去には想像もつかなかったようなサービスがどんどん生まれてきています。そのような中、法律の整備が追いつかないという問題も発生しています。

 

従って、法律などの整備を待って意思決定すると、ビジネスチャンスを失う場合が出てきます。あるいは、整備の前に意思決定する場合でも、何が正しいか自分なりの哲学や感性などの判断基準を持って善悪を考えていくということが大事です。

 

例えば、今開発が進んでいる自動運転車などは、事故を起こした時に誰が責任を負うのか、明確になってはいません。さまざまな企業が連携して開発をしているわけですが、それぞれの企業がしっかりとした倫理観を持って、開発をしていかなければなりません。

 

人工知能もそうです。人工知能は自分で学習をしていきますから、暴走し、人間に不利益を被るようなことを起こすかもしれません。そうならないように、開発や活用段階での倫理観を企業がしっかりと持っておく必要があります。便利になるから開発を進めるという態度では、大きな問題を引き起こす可能性があります。

 

20年後や30年後は、さらに複雑で変化のスピードが早くなっていることは容易に想像できます。

 

そのような時代には、論理的思考力や分析力などの他に、価値観やものの考え方、感性、感覚的なスキルがより重要になってきます。

 

社会が変われば、教育も変わります。いえ、変わる必要があると言った方が良いでしょう。そういう感性を磨く教育も、今後は必要なのではないでしょうか?そんなことをあらためて考えさせられました。

 

ちなみに、この考え方は目新しいものではなくて、オックスフォードなどのヨーロッパのエリート養成校では、昔から特に哲学に代表される美意識の育成が重んじられてきたということです。

 

 

求められる「文章を書く力」 身につけるには?

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記述式の導入が注目されている大学入学共通テスト。


「文章を書くこと」は、小学生のうちから対応することが重要だということです。



読む人を意識した文章を
 大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)にかぎらず、これからの入試は自分の考えを他の人に伝える力が求められます。こうした動きに対応するには小学校での勉強のしかたもかえていかなくてはなりません。たとえば、今の理科の実験は教科書に沿った内容を確認することが中心。でもこれからは実験後に結果を考察することや、さらに考察した内容を周りの人にわかりやすく表現することが求められます。
(中略)
 どうしてそのような結果になるのか。入試でも理由を問う出題が増えてきます。対応という意味では小学生のうちから文章を書き、ほかの人に読んでもらうことが重要となります。
(出典:朝日小学生新聞)



文章を書く力は、直前の対策で身につけることは難しいと考えられます。小学生の頃から慣れておき、文章を書くことに抵抗を持たせないことが重要でしょう。


以前にも書きましたが、
大学入試が変われば、その対策をする高校の教育も変わり、
高校の教育が変われば、当然高校側が欲しい人材も変わってくるわけなので、高校入試が変わり、
高校入試が変われば、その対策をする中学校の教育も変わり、、、
といったように、日本の教育全体が変わることが考えられます。


ということは、いずれは必然的に小学生のうちから文章を書く力が求められるわけですが、
皆さんのお子様の通われている学校の教育が、いつ変わるかはわかりません。


ここで生まれるのは教育格差。
英語、アクティブラーニング、プログラミングと、積極的な学校はすぐに取り入れていますが、全ての学校が対応していないのが現状です。


お子様が将来困らないように、今の教育の現状を把握し、環境を用意してあげることが重要だと考えられます。
家庭教育でも良いですし、民間の塾などに通わせることも良いのではないでしょうか。


朝日小学生新聞の記事にある「文章を書くこと」と「他の人に読んでもらうこと」は、家庭でもできると思います。
ただ、教育の現場でよく子どもに言われるのが、「書くのめんどくさい」です。
他人に読ませる以前に書いてくれない。皆さんの家庭ではいかがでしょうか。
子どもが「書くのめんどくさい」と言うときは、おそらく頭の中で書く内容が整理できていない状態だと思います。


そのような場合は、まずは会話から入ると良いかもしれません。
文章のテーマについて話を聞き、ときどき「それはなぜ?」「例えば?」と問いかけます。
会話の中で書く内容が整理されてきたところで、「じゃあそれを書いて」と私は言います。


全ての場合がこの方法でうまくいくわけではありませんが、少し協力してあげると書きやすいと思います。
回数を重ねることで、いずれはコツを掴み、自分の力で文章を書けるようになるのではないでしょうか。

みやぞんの言葉

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『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)で一躍有名になったANZEN漫才のみやぞんさん。


8月10日放送の「anoter sky」(日本テレビ)に出演し、訪れたスペインの地で自身の生い立ちや芸人を目指したきっかけ、生き方などを語っていました。(スペインはイッテQ!の企画でアクロバット闘牛を成功させた場所。これがきっかけでさらに人気者に。)


普段テレビで見られる「おもしろい」「楽しい」みやぞんさんからはわからない一面を見ることができ、みやぞんさんの言葉がとても心に響きました。
みやぞんさんは今ではとても明るいキャラクターですが、少年時代は辛い時期もあったそうです。


僕は昔「馬鹿だ馬鹿だ」って言われてましたずっと

でも人には人の個性があるからいいかなと
それぞれの人の個性に良い悪いないなと思いました

僕は結構落ち込んだんですけど

色々ないものねだりの時代はありました
なんでうちだけ貧乏なんだろうとか

でも貧乏だから頑張ろうと思えたし
全てプラスに

勉強ができないから色んな経験したいなと思ったし
そういうマイナスの要素が逆に僕をやる気にさせてくれた

(みやぞんさんのコメント 2018年8月10日放送another skyより)



馬鹿とはどのような人のことをいうのでしょうか。
勉強ができないとは学校のテストで点が取れないことでしょうか。


みやぞんさんは独学でギターを弾くことができるようになりました。
高校時代は野球部に所属し、エースピッチャーで4番を務め、大学からスカウトもあったそうです。
イッテQ!でも様々な企画に挑戦し、見事に成功させています。


上達するにはどうすべきか考え、学び、行動してきた結果ではないでしょうか。


個性とはなんでしょう。
「個性(こせい)とは、個人や個体の持つ、それ特有の性質・特徴。特に個人のそれに関しては、パーソナリティと呼ばれる。」
(Wikipediaより)


個性は誰もが必ず持っているもの。このように改めて定義を確認すると、みやぞんさんの言う「個性に良い悪いはない」という言葉も納得できます。「テストの点数が低い」=「個性が悪い」ではないし、「運動が得意ではない」=「個性が悪い」ではないということです。


「個性に良い悪いはない」と理解することができれば、プラス思考に転換し、みやぞんさんのように行動も変わってきます。
また、自分の個性だけでなく、自分以外の個性も受け入れられるようになり、周りの人間関係が良好になっていくことが考えられます。


個性に関して注意すべき点は、簡単に物事を諦めて「個性だから」と逃げないことではないでしょうか。あらゆる物事に対して、問題が発生した時に解決しようとせず、簡単に投げ出してしまう人間になってしまうからです。どこで見極めるのかは難しいところですが、対処法として、「3ヶ月は頑張ってみる」といった期間を定めたルールなどを決めておくことも、1つの方法かもしれません。
ただ、「すぐ諦めるのも個性です」と言われれば言葉の返しようがありません。「どのような人間になりたいか」「どのような人生を送りたいか」を考慮していただき、皆様に判断を委ねたいと思います。



とりあえず僕 面白くないんですよ
ネタもできなければ

色んな人に助けてもらって やってる感じがするんで

本当に目の前の人をどうにか一生懸命
少しでもちょっとでも心を軽くする
っていう気持ちでやってますけどね

もうそれしか考えてないっていうか

(みやぞんさんのコメント 2018年8月10日放送another skyより)



みやぞんさんの尊敬すべきところは、 ありのままの自分を受け入れ、自分にできることが何かを見つけ出し、実行する力と強い信念を持っていることだと私は考えます。
頭ではわかっていながらも、誰しもなかなか無い物ねだりの思考から脱却できないのではないでしょうか。みやぞんさんはその時期を乗り越え、自分自身と向き合って生きることができているのだと思います。 



「another sky」の締めのコメントもとても印象深いものでした。



今田さん「みやぞんにとってスペインはどんな場所ですか?」
みやぞんさん「地球の中の1つの場所」

(2018年8月10日放送another skyより)

「確かにその通り(笑) いや、、、みやぞんは全体を見て1つのことにとらわれない思考の持ち主なのでは。。」
考えすぎでしょうか。


みなさんは、みやぞんさんの言葉をどのように受けとめますか?